カシオデジタルホーン DH-500の修理難航中 

DH-500の修理依頼のお電話で、電池の液漏れは無いとのことでしたが
電池ホルダーの内部に、ちょっと気になる汚れが・・・・

分解して見ると、内部は意外と綺麗でした。

ところが、基板の裏側を見ると、液漏れの跡が!!

中古で手に入れられる前に、液漏れが有って、次第に浸食が進んで
ついに音が出なくなったと思われます。

ここは、真っ黒に腐蝕、断線していました。

通常この状態だと、修理不能でお返しするところですが、
試しに基板を洗浄して断線した部分をバイパス配線して見たら、
音が出ました、。

これでOK と思いきや!!リバーブを掛けると、ブ~~っとノイズが・・・
念のため、これらのケミコン全部を交換をしましたが、駄目でした。

デジタル回路のパルスが、絶縁不良になった基板を伝わって
リバーブ回路に混入しているようだが、・・・・もう少し、頑張って見ます。
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カシオデジタルホーンの 修理が渋滞中です。 

カシオDH-500修理

DH-500のキーが折れてる さて、どう直そう!

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28 Responses

  1. シバ より:

    ブレスセンサー交換で不都合?進化?とパワーアップと新しい展開

    コンデンサーを変えることで市販の超小型スピーカーをセンサーとして使えるようになったのですが、電源を入れてもすぐに音量がです、鳴りだしても呼気抵抗が強く、再度を本体を開けて可変抵抗を再設定する状態でした。それで本体の裏にボリュームを外付けして、以後は対応できています。

    これが一見手間のようですが、アナログ電子楽器の一つの味付けで面白い面も。プロのエレキギター奏者が、ステージ上でギターのエフェクトを調整するようで、その日の体調でセンサー感度を変えられ、自分ではそれが気に入っています。

    音量アップの件ですが、オンキョウの4Ω楕円スピーカーに変えましたが、音質は良くなったのですが、アンプ限界のようで迫力は今ひとつです。また、パワーアンプ直列も考えましたが、調べると歪みやアンプのストレスから無理なようで、DH-500改造はスピーカーまでですね。

    その後は新しいデジタルフォンを模索していました。実は3年前にヤマハから素晴らしい音源ICを搭載した楽器が出ていました。YMW820で、学研から「歌う楽器」ポケット・ミクとして発売されましたが、そのIC音源にはRAS(Real Acosutic Sound)というサウンドが搭載可能とのこと。ユーチューブでその音質に驚きました。RAS搭載ICは残念ながら市販されていませんが、XG音源によりエフェクト操作でDH-500並みの音質も可能。しかもポケット・ミクは新古品が1300円で購入可能。自分はPICマイコンは得意ですので、デジタル気圧センサーとミクの基板とPIC、そしてパワーアンプで、完全デジタル化のDHを製作してみようと考えています。完成すればカシオではなくヤマハに今度は交渉して「おじさんでも使える電子楽器」をお願いしてみます。

    • オイッチニ より:

      とうとう、私の知識と想像力をはるかに超えた世界に、行かれてしまいましたね。

  2. シバ より:

    ブレスセンサーの続報です。

    昨日時間を見つけて日本橋でコンデンサーを手に入れ交換。470pFを120pFにしました。インダクタンスが大体4倍のコイルでは、
    息 無   1.06V 23kHz
    息 最大  2.6V以上 6KHz

    思った以上に周波数が低下していますが、可変抵抗で調節できます。ただ、息の反応性が悪いようで、また息を止めての音の低下も少し遅れる感じです。コンデンサーの容量をもう少し調整すれば、ベストマッチングが見つかるでしょう。

    ちなみにDH-100のコイルでは 息 無で 144kHzでした。

    今まで、コイルの断線なら困難でも何とか修復可能でしたが、完全に壊れた場合は諦めるしかありませんでした。しかし市販の超小型スピーカーのモジュールとコンデンサーを交換すれば、何とかなりなりそうですね。やっと一息つけそうです。

    カシオの音源もリバーブも気に入っています。しかし本物のサックスに比べたら、音量に限界がありますね。将来はアンプを組み込んで、もっと迫力のある本物の電子楽器に・・と考えています。

    それではまた。

    • シバ より:

      先ほど150pFに変換したところ、感度も申し分なく良くなりました。これでブレスセンサー修理報告を終わります。

      • オイッチニ より:

        大変お疲れ様でした。所定の目的を達成されてよかったですね。
        小型スピーカーのユニットを、どう組み込んだのか私には全く
        想像がつきませんが、周波数とか電圧は参考にさせて頂きます。
        今後とも宜しく・・・

  3. シバ より:

    ブレスセンサーの修理に頑張っています。何かの参考にして頂けたらと思います。

    修理する上て一番困難なことは、コイルの調達だと思います。当時はムービングコイル式マイクのコイルを流用したのだと思いますが、30年以上昔のそのようなコイルは大阪日本橋を探しましたが存在しません。超小型スピーカーがサイズ的に使えますが、磁性体が強力なマグネットで、インダクタンスが全く違います。実はコイルの事は全くの素人で、初めてLCRメーターを購入して調べました。(ただし安物で正確かどうかは分かりません。感度を変えると全く違う数字ですが、同じ感度で調べましたので、相対的には正しいと思います。)
    DH-500の正常のコイルは0.088mH
    DH-100の正常のコイルは0.070mH
    市販のサイズが近いコイルは
    0.500mHから0.330mH
    それの磁性体を取り外すと、
    0.090mHから0.015mH
    磁性体をソフトフェライトに交換すれば近いものになるでしょうが、大手術となります。それで、LC発振のコンデンサーの容量を変えればと考えて、現在悪戦苦闘中です。

    DH-500のブレスセンサー基盤の裏のC105とC104のチップコンデンサーです。マニュアルでは判読困難で、たぶんC471で470pFと思いますが、外して測定すると530pFでした。このテスターもSANWAの年代物で不正確ですが・・・。
    DH-100のマニュアルの公式から、インダクタンスが4倍高ければ、コンデンサーを4分の1にすれば良いと考えています。

    ちなみにポケットデジタルオシロスコープ(DSO Nano V2)で、正常時のLCオシレーターの周波数を測定しました。
          TP1とTP2電圧  周波数
    息 無状態   1.05V   87.4kHz
    息 最大    2.60V   74.0kHz

    DH-100のコイルをDH-500につないでも、電圧が高止まりです。インダクタンスのごくわずかの差でも困難ですから、コンデンサー以外、可変抵抗なども調整が必要かもしれません。その場合はマニュアルの回路図を参考に、ブレッドボードに代替の部品を載せて実験しようかとも考えています。だんだん深みにはまっていきそうです。
    とりあえず、今週中にコンデンサーを調達して載せ替えてみます。後日また報告させて頂きます。それではまた。

    • オイッチニ より:

      シバさん
      LCRメーターを購入とは、すごい熱意ですね、良い結果が出るといいですね。

  4. オイッチニ より:

    シバさん 
    色々トライされておられるようですね。
    ブレスセンサー代用の物をあの狭い空間に仕込むことが想像できません、
    上手く行ったら教えてください、期待してます。

  5. シバ より:

    DH-500の修理で大変参考にさせて頂いています。自分はコンデンサ交換で何とか4台再生することができました。演奏を友人に披露したところ、是非譲ってと言われて、現在は2台が手元に残り、ブレスセンサー交換が必要な1台が残っている状態です。

    さて、その故障したブレスセンサーですが、スイッチを入れると音が鳴りっぱなしで、どうやらマイクロスピーカ原因のようです。それを動くDH-500のと交換すれば問題なく演奏できるようになりました。それでその交換部品を大阪日本橋電気街で探しましたが、残念ながら適合するものはありませんでした。

    インターネットでDH-500の回路図を含むサービスマニュアルを見つけました。もしよければ、それを見ていただき、アドバイスを頂けたらと思います。

    • オイッチニ より:

      シバさん貴重な情報有難うございます。
      ブレスセンサーは、気圧でコイルの位置を変化させることで
      コイルのインダクタンスを変化させているらしいのですが
      切断すると、修理できないので、交換しかないですね。
      もし、断線が無ければ、基板にある2か所の調整で直せる
      可能性があります。
      DH-500の回路図はどちらで見つけられたのでしょうか
      素晴らしいですね。

      • シバ より:

        返信が遅れて申し訳ありません。
        https://elektrotanya.com/casio_dh500_sm.pdf/download.html
        ここのGet ManualをクリックしてDLできました。

        • オイッチニ より:

          シバさん
          貴重な情報を本当に有難うございます。
          いま、修理待ちが2台有りますので、早速役に立ちます。

      • シバ より:

        現在、秋月の気圧センサーと計装アンプで増幅して代用できないか考えています。調べてみると色々なアイデアがありますね。和楽器でそれを作られた方がいます。
        http://nagasm.org/ASL/sho/index.html
        また、同様なアイデアで気圧をマイコンで表示する方も参考にしています。
        http://www.eleki-jack.com/FC/2011/10/arduino1-3.html
        http://www.eleki-jack.com/FC/2011/11/arduino2-4.html
        http://www.eleki-jack.com/FC/2011/11/arduino3-2.html
        http://www.eleki-jack.com/FC/2011/11/arduino4-3.html

        • オイッチニ より:

          シバさん
          こちらの情報は、私にとってはちょっと難しいですが
          なるほどこんな方法があるのか‥‥と感心しています。

          • シバ より:

            ブレスセンサーに関して、やはりコイル部分の交換が一番簡単だと思います。問題はインダクタンスの許容範囲が微妙なこと。DH-100のコイルと交換しましたが、圧を掛けない状態で音が鳴りっぱなしで、小さいようです。市販の超小型スピーカーのマグネット部分を外せば使えることが分かりました。圧がなければTP1-TP2が1Vですが、少しでも圧をかけると3.8Vです。今度はそれでは大きすぎるようです。コイルの巻き数を減らせば代用できると思いますので、後日結果を報告させて頂きます。
            ちなみに現在故障のDH-500は抵抗20オームで、接続すると鳴りっぱなし。コイルのどこかでショートしていると思います。これも後日分解していみます。
            コンデンサーとブレスセンサーがDH-500の最大の弱点。逆に言うとこれさえ解決できれば、修理可能なDH-500がグンと増えると思います。

          • シバ より:

            Casio DH-100 DH-500 sevice manualなどのサイトを見つけました。
            http://www.warningwillrobinson.com.au/manuals/
            DH-100の回路図を見ればDH-500の参考になるのではと思いまして。

            さて、ブレスセンサーとして小型スピーカーを十数種類試しましたが、すべてコアがある限り3.8Vで、コアを抜くと1Vです。正常のDH-500のセンサーでは、コアがソフトフェライトかもしれません(ムービングコイル式のマイクのドライブユニットを流用?)。

            そのようにそれを改造するか、LCオシレーターのコンデンサーのキャパシティーを下げれば現在の小型スピーカーを使えるかもしれません。
            ブレットボード上でブレスセンサーの回路を作ってみて、コンデンサーを変えて、オシロスコープで波形を見てみようと思います。それではまた。

          • オイッチニ より:

            シバさん
            サービスマニュアルの情報有難うございます。
            今のところ、回路図を参考に故障原因を探る以前のレベルの故障が多いのですが
            時々波形などの情報が必要になったりしますので有難いです。

  6. 松尾文晴 より:

    そうですか
    重ね重ねご丁寧な作業をしていただき感謝致します
    リバーブはほとんど使うこともなく、またどうしても必要なときにはエフェクターなどもありますので大丈夫です。
    ビブラートはこの楽器の生命線とも言えますのでそこに問題がなければ良いのですが・・・。

  7. オイッチニ より:

    松尾文晴 さま
    お待たせしてすみません、その後ボディーに残っていた
    電解液を通じてデジタル信号がリークしていることが分かって
    対策をして良くなったので、数日後最終テストしてお返ししようと
    スイッチを入れたら、また同じノイズが出ていました。
    その後、祭りの撮影で、ゴタゴタしていて、手付かずでした。
    やっと、映像の編集に入れたので、もう一度点検して、
    もし、原因が見つからなければ、ノイズはあきらめて
    数日中に、お返しします。

  8. 松尾文晴 より:

    お世話になっております。
    お忙しいところご無理を申し上げて大変恐縮致しております。
    そろそろデジタルホンを使っての練習も始めていきたく存じますが修理の方はいかがでしょうか?

  9. 松尾文晴 より:

    次に使う予定は10月半ばですので別に急ぎませんのでもし修理可能でしたら御願い致します。
    ブログを拝見させていただいて大変几帳面なしっかりとしたお仕事をされる職人肌の方だとお察し申し上げております
    時間のことはお気になさらないで結構ですのでよろしく御願い致します。
    集積回路がまだ生きていたようで安心しました。

  10. オイッチニ より:

    松尾文晴さま
    ここの所、仕事などが混み合って、不本意ながら、
    あれ以来手が付けられていません。
    数日中に、ノイズの修理可能かどうか結論を出したいと思います。
    もしお急ぎでしたらご一報下さい。

  11. 松尾文晴 より:

    お手数おかけしております
    ご丁寧なお仕事ぶりに恐縮致しております。
    わたしも裏を開けて基盤は綺麗だなっと思っておりましたがえらい事になっていたんですね。
    もしだめでしたらリバーブは使いませんので音さえ出ればそれで結構です。
    ギターが本職なのですが曲によってはこれが重宝しておりますのでそれなりの音が出れば助かります。
    何しろもう手に入らないものなので・・・

  12. 田舎のおっちゃん より:

    ありがとうございました。「フラックス洗浄剤」ですか。私は効果があろうが無かろうが、何にでもイソプロピルアルコールなもので、(単価が安いんです)あの写真ほど洗っても効果がないんです。勉強になりました。コメント窓広がったので、幅いっぱいに使わせてもらいました。では、また基板ネタの時に・・・・・。

  13. オイッチニ より:

    田舎のおっちゃん さん
    やっぱり、気になりましたか、実は企業秘密で・・・
    なんて言いません^o^
    基板が単独で外せるリモコンのような場合は、
    基本的に、ぬるま湯です。もちろん充分乾燥させることが必要です。
    今回のように、外せない場合は、半田付けの時のフラックスを
    洗浄する為のクリーナー液を使用します。
    今回、基板にリークが有るのは、洗浄しきれていないのかも・・
    アルカリの中和を考慮した処理が必要なのかもしれませんね。
    今後の研究課題になりそうです。

  14. 田舎のおっちゃん より:

    お久しぶりです。基板ネタの時だけ出てきますが・・・。私ならとっくに投げ出しているレベルです。さすがプロ、粘りが違いますね。
    時に「基板の洗浄」と書かれてますが、具体的にはどのようにされているのでしょうか。「企業秘密」でなければ教えてください。
    お祭り、好天に恵まれるといいですね。

  15. オイッチニ より:

    ご心配有難うございます。
    最近あまり根を詰めないようにしてます。
    今回も、一旦休止しして再挑戦です。
    そろそろ祭撮影の準備に入ります。

  16. ムラ より:

    持前の粘り強さで頑張りますか?
    お疲れが出ませんように。 もうすぐお祭りで忙しくなりますよ。

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