カシオデジタルホーンが沖縄から修理依頼

カシオデジタルホーンンの修理を今まで
各地から依頼されて修理してきましたが
全国から・・と言えなかったのは今まで
沖縄からは依頼がなかったからです。
今回はじめて,宜野湾市から　はるばる
送られえきました。
開けてびっくり！・・まるでミイラです
宛先が外国ならこの位は必要かもですが
国内便では乱暴な扱いはしませんので、
プチプチで包んで空間を新聞紙で詰める
程度で十分です。

症状は、音が割れノイズが入ります。
分解してみると、過去に有った電池の
液漏れによるものらしい基盤の侵蝕が
有ります。

他にも数箇所同じ状態が有ったので
これらが原因と見て、クリーニング
しましたが、症状は改善しませんでした

次にケミコンの不良が考えられるので
急冷剤を吹きかけてみたら瞬時に状況が
悪化しましたので、すべてのケミコンを
交換をします。
まず、ケミコンの種類を確認するため
マジックで印をつけて写真を取ります。

次に、すべてのケミコンを撤去して
ハンダ吸い取り線とフラックスクリーナ
ーでランドを綺麗に整えます。

積層セラミックコンデンサーを取付
安定した音が出ることを確認して組立
ました。

ところが、最終テストの段階でリバーブ
が、出ません・・・
再度分解して、リバーブの信号を辿って
途中に怪しいところを、数カ所見つけて
対策しましたが、直りませんでした。

回路図の無い状態でこれ以上の調査は
不可能です。
リバーブ以外は全て正常なので、この
状態で使っていただくことにしました。