アンプの故障でよくある事例ですが、
大出力のアンプは、スイッチ投入直後の
異常電圧からスピーカーを保護するため
数秒遅れてスピーカーを、接続します。
音が出る前に、カチンと音がするのは
このリレーの音です。
初め音が出ずに、音量を上げてゆくと
突然音が出るのは、このリレーの接触
不良で、音量を上げると接点間の電圧が
高くなり、汚れを突き破って繋がるから
です。
多くの場合、保護リレーのカバーは
外せるので、名刺ぐらいの材質の紙を
挟んでこするとほとんど回復します。
それでもだめなら、#10000番
位の研磨シートで1~2回軽く研磨
します。
接点の表面は、数十ミクロンの銀合金
のメッキですから、削りすぎないよう
に注意しましょう。
関連記事はこちら
ALPINE/LUXMAN LV-103の修理
古~いアンプの修理
最近のコメント