オシロのプローブを安定的に回路にコンタクト
させるために試行錯誤の結果、極力単純な構造で
しかも、基板を上下左右前後10数センチ移動
したり回転をしても確実に追随してくれるホルダー
を作成しました。
使用材料は、2.6mmと1.3mmのステンレスの針金と
目玉クリップと木の洗濯バサミだけです。
アームスタンドを利用して、全体はこんな形です。
アームスタンドの傘にペーパークリップを取付
針金が倒れないように針金の上部を通します。
スタンドが左右に回転しやすいので、ブレーキを
掛けるためにスタンドのベースにねじを設置します。
針金の先端に目玉クリップを取付てプローブを
キャッチします。複数のプローブを使う時の為に
傾けてあります。
針金とクリップの縛り方は、祭りの神輿の横棒を
縄で締め上げるやり方で、ビクともしません。
長年祭りの撮影をしてきたお蔭です。
このままでは、プローブがコードに引かれて
水平方向に回転してしまい、他のプローブの
邪魔をしてしまいますので、回転を留める必要が
有ります。
針金の上下に影響与えないで、針金の回転に
ブレーキを掛ける簡単な方法を見つけました。
写真の様に洗濯バサミに横から穴を開けて、
直角に曲げた針金を取り付けて
針金の後方はスタンドのアームの中間に
適当な輪を取り付けて通しておくと、
メインの針金の上下動に柔軟に追随しながら、
メインの針金の水平方向の回転にはブレーキを
掛けます。
先端の圧力は針金やプローブなどの重量だけ
ですから
基板を上下しても圧力は変化しません。
アームスタンドを操作すれば、作業台の
全域をカバーできます。
メインの針金の上の端は尖らせてありますから
上下逆さまにすればチップ部品の半田付けの
仮固定に使えます。
収納も2本の針金の先にクリップが付いているだけ
ですから、場所を取りません。
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