感動はエンドレス:第3回保育総合発表会 (2~5歳児)

平成26年3月1日(土)昭苑保育園の第3回保育総合発表会が開催されました。
4月からの年間保育プランの継続活動の足跡や、日々の保育の積み重ね、日ごろの保育室の様子を保護者の皆様にお伝えできるよう配慮しながら約20のプログラムにまとめ見て頂くことができましたが、いかがでしたでしょうか。
食事、睡眠、排泄、着脱、衛生習慣などの基本的な生活習慣を身につけてきた2歳児、さらに自立度を高めてきた3歳児、4歳児、我を律する自律の心も身につけつつある5歳児の確かな成長ぶりを実感し、それぞれの子供たちの個性あふれる情緒・情感の深まりを保護者の皆様と共に喜び合う素晴らしい一時が持て、終始温かい御声援を賜りましたこと心より御礼申し上げます。
当日のステージでは多少のハプニングがありましたが、当日の出来栄えの良し悪しよりも
そこに至るまでのプロセスと、子供たち一人一人の確かな成長ぶりに心から賞賛の言葉と拍手を送りたいと思います。
オープニングの鼓隊では日々の礼拝活動で力を入れてきたこどもさんびかの中から「花のように」「むぎのたね」「おそいくるライオン」の3曲をマーチング演奏しました。

認定こども園の園長先生のごあいさつでは、昭和50年に開園した昭苑幼稚園と平成23年に開園した昭苑保育園との関連性や保育内容のつながりについてお話を頂きました。

3歳児ばら組の男の子の「汽車ぽっぽ」「小人のけいびたい」は3歳児段階の歩行の完成とリズミカルなスキップを目標として取り組みました。

3歳児ばら組の女の子の「キャンディ・キャンディ」では、「そばかすなんて気にしない」「はなぺちゃだって・・・太っちょだって・・・お気に入り」の歌詞にあるように、見た目の容姿に劣等感を持たず、神様からもらったありのままの自分を喜ぶことや、人と違うところこそ神様からのプレゼントであることを教えてもらいました。

2歳児ほし組の女の子の「たんぽぽぽつん」と「小さな花まつり」では春の訪れを待ち望みながら挨拶ごっこを楽しみました。
「スプリング・スプリング・スプリング・ナウ」と挨拶する子供たちの一生懸命な表情が素敵でした。

4歳児ゆり組・5歳児さふらん組の男の子による「燃えろ炎の三四郎」では、小さな体で大きな相手を倒す三四郎から「柔よく剛を制す」の精神を学びました。

3歳児ばら組の女の子の「花かげ」ではお姉さんのお嫁入りを見送る妹の気持ちになり、涙が出るような曲に合わせて情緒・情感を深めてきました。

3歳児ばら組の男の子の「小さなサムライ」は一寸法師のお遊戯で、あこがれの刀を腰にさし、大きな鬼にも勇敢に立ち向かっていきました。

3歳児ばら組の女の子の「おしゃまなまいちゃん」は、日本古来の伝統文化の一つである日本舞踊に子供たちが親しむよい機会となり、内股で膝をこすりながらつま先を内側へ内側へと運ぶ歩き方(お姫様歩き)を子供たちが楽しんでおぼえました。

4歳児ゆり組、5歳児さふらん組の女の子の「花吹雪ひらひら」は日本人になじみの深い桜の花を題材としたお遊戯で、花の美しさだけでなく、散っていくときの潔さが諸行無常、もののあわれ、武士道のなどの精神につながっていることにも理解を深めて踊りました。

2歳児の男の子の「ミッキーくん」は食事、睡眠、排泄、着脱、衛生などの日常生活訓練やあいさつごっこを取り入れたお遊戯で、子供たちがこの一年で身につけた生活習慣を一つ一つ確認しながら、「ママやって~」を卒業し、「何でも自分でできるよ」という意識や意欲を育ててきました。

3歳児ばら組の合奏では4月から取り組んできた曲の中から「大きな太鼓」「赤い鳥小鳥」「おもちゃのチャチャチャ」の3曲を演奏しました。

4歳児ゆり組、5歳児さふらん組の合奏では2拍子、3拍子、4拍子の強弱のリズムに気をつけ、自分のパートを責任感をもって演奏しながら、お友だちとの協調性も一緒に養うことを目標に取り組みました。

2歳児ほし組さん全員による「はらぺこあおむし」は、この1年で語彙が急激に増加し、絵本の世界のことを自分と同化して理解できるようになった子供たちと共に「はらぺこあおむし」の絵本を劇あそびに発展させて発表しました。

小さな卵から生まれ、大好きな食べ物をたくさん食べ、さなぎから蝶々に変身した姿をこの1年の子供たちの成長と重ね合わせて発表し、乳児から幼児への進級の節目を会場の皆様から大きな拍手と共に祝福してもらうことができました。

4歳児ゆり組、5歳児さふらん組全員で取り組んだ「おお段ボール城」は、作っては壊す、作っては壊すの試行錯誤の繰り返しの中で遊びを深めていく様子やその楽しさを見てもらうことができました。

素敵な音楽との出会い、心を揺さぶられるような音楽との出会いを目的に保育園の職員が昨年度のNHK朝の連続テレビドラマあまちゃんの主題歌を合奏し、子供たちに鑑賞してもらいました。

今回は保護者の中から有志でマリンバ演奏をしてくださった方がいて、子供たちはもちろん会場にいたすべての人が「本当にいい音」というものを初めて聴く素晴らしいひと時を持つことができました。

5歳児さふらん組の男の子の「風林火山」では武田信玄の風林火山の精神に学び、確かな理念に裏打ちされた本当の強さを身につけることの大切さを理解しながら踊りました。袴姿の5歳児3名がとても凛々しく踊りました。

5歳児さふらん組の女の子による「花づくし」は七五三の着物を仕立ててもらった女の子がお父さんやお母さんにお礼をするという内容の曲です。
今日まで無事に成長し、きれいな花をステージに咲かせることができたさふらん組の女の子の成長をみんなでお祝いすることができました。

プログラムのしめくくりは幼児組全員による「思い出の合同礼拝」です。4月から聞いてきた聖書のお話やたくさんの讃美歌をまとめて発表し、お父さんやお母さんにもその内容がわかるようにプレセントするつもりで心を込めて発表しました。

最後に職員と子供たち全員で「どんどこどんどこ」「小さいこどもの」「イエス様が教会を」の3曲を讃美しました。

昭和50年に開園し来年で40周年を迎える昭苑幼稚園の保育理念を引き継ぎ
保育カリキュラムの連携や衣装や楽器、教材教具を共有させていただくことにより
開園3年目である昭苑保育園がこのように豊富な内容を含む保育総合発表会を開催することができました。
保育園の子供たちにも本当に良き環境が与えられ、未知なる可能性のあらゆる開花をめざすという保育理念のもと
その理解力、記憶力、集中力、個性に満ちた感性、情緒・情感の深まりのすべてを子供たちがステージの上に表現し
保護者の皆様と共に喜び合うことができましたことは、子供たちの心の中にもエンドレスな感動として深く刻まれ、
また明日からの成長の糧となることと思います。
目に見えるところ、見えないところでたくさんの方々に支えられ
第3回保育総合発表会を終えることができましたこと
心より感謝致します。
今後とも昭苑保育園への温かい御理解と熱い御支援を賜れますよう
よろしくお願いいたします。

About 学校法人堀口学園 昭苑こども園

昭苑こども園はJR成田線酒々井駅東口より徒歩1分、学校法人が設置主体の幼保連携型認定こども園です。定員は173名(6ケ月以上の0歳児~5歳児)で、入園前の一時預り保育も実施中。0~2歳児の親子を対象とした地域子育て支援拠点事業しょうえんこどもこそだてルームや、小学校1年生~6年生までの学童保育(昭苑学童クラブ)も実施中。0歳~12歳までの乳幼児・児童のための教育・保育・子育て支援のための総合施設になっています。兄弟姉妹でご利用の方、一番下のお子様がまだ小さい方が同じ場所で一緒にお迎えができる場として喜ばれています。 〒285-0923 千葉県印旛郡酒々井町 東酒々井1-1-105 ℡ 043-496-3238