みんなで頑張った!第5回夕涼み会(全園児)
7月20日(月)海の日に昭苑保育園の第5回の夕涼み会がありました。
開会に当たり理事長先生より挨拶では、暑い夏、太陽が陰る夕方に涼むという日本の伝統文化の継承を子ども達へ伝えるという夕涼み会の意味を教えてもらいました。
オープニングは昭苑保育園職員の「天領太鼓」です。
保育園の先生方も子ども達に負けじと、この日のために和太鼓に一生懸命、取り組んできました。
続いては昭苑幼稚園の園長先生からお話をして頂きました。
皆の盆踊り大会の最初は3歳児ばら組の「じゃぶじゃぶ音頭」です。
6月の内科検診や歯科検診をきっかけに自分の体の名称を覚えて、痛いところがあったら自分から言えるようにしています。
また好き嫌いをなくして丈夫な体を作ろう、手をよく洗い、お風呂にも毎日入って清潔さを保とうという習慣づけをしてきました。
このじゃぶじゃぶ音頭で、さらに子ども達の衛生習慣が身につくようにと願っています。
次は4歳児ゆり組の「亀さん音頭」です。
うさぎと競走して勝利した亀さんの真面目さ、一途さ、ひたむきさに4歳児ゆり組さんも共感し、
絶対負けない、最後には絶対に勝つ亀さんの心意気を子ども達と共に学びました。
2歳児ほし組さんは親子で「お花踊り」を踊りました。
お山の動物さんたちがみんなで輪になって踊るように、ほし組さんも親子揃って盆踊りを楽しむことができました。
5歳児さふらん組の「花火太鼓乱れ打ち」です。きらきらのバチがまるで花火のように輝きとてもきれいでした。
さふらん組さんはこの曲が大好きで、和太鼓のリズムに合わせ、日本のお祭りならではの気持ちの高揚感を見事に表現して踊ることができました。
4歳児ゆり組さんが親子で踊った「日本全国元気音頭」です。
2歳児で芽生えた子どもの自我は集団生活の中で協力、衝突、葛藤を繰り返すなかで次第に
自己を統制する力に変わっていきます。わがまますぎるとお友だちと衝突し、一人で孤立すると寂しい。
その間の心のバランスを上手にとりながら、集団の中での自分の出し方を加減している子ども達です。
そんな4歳児ゆり組さんが自分らしく元気よく保育園生活を心から楽しめるようにと願って、この曲をみんなで踊りました。
3歳児ばら組の親子踊り「花太鼓」です。
「ママとみんなのどっちが上手に踊れるか競争だよ」という先生の言葉に励まされ、
子ども達が一生懸命に踊っている姿が印象的でした。
5歳児さふらん組さんは、まず子ども達だけで「ひまわり音頭」を踊り・・・・・
続いておうちの方も輪の中に入り一緒に踊りました。
夏の太陽がギラギラ照りつけても一心に空に向かって伸びようとするひまわりの花のように、
さふらん組のおともだちも強く逞しく成長してほしいと願っています。
姉妹園の幕張海浜保育園の先生方が「幕張天神太鼓」を演奏してくれました。
和太鼓の歴史は縄文時代にさかのぼり、日本神話の天岩戸にも登場します。
中世では田楽のお囃子太鼓、戦国時代では陣太鼓が興り、人間の心臓の鼓動に太鼓の鼓動がシンクロすると
自らが鼓舞される和太鼓は、現在の雅楽や歌舞伎などの伝統芸能に引き継がれ、
夏祭りにも必ずと言っていいほど登場します。
そんな日本の伝統文化を次世代の子ども達にも継承していくため和太鼓の鑑賞の機会を作らせて頂きました。
そして最後の踊りは5歳児さふらん組、4歳児ゆり組の「南中ソーラン」です。「かまえ」の声に姿勢を低くして踊りが始まりました。
踊り終えると観客席より「アンコール」と声が沸き起こり、もう一度みんなで踊ることができました。
南中そーらんは民謡歌手の伊藤多喜雄さんが
網に入ったニシンを船に移すときの「沖揚げ音頭」として
北海道で歌われていた「ソーラン節」をアップテンポにアレンジしたもので
通称ロックソーランとも呼ばれます。
北海道の稚内市立稚内南中学校の教員と生徒が踊りを考案したことから
「南中そーらん」と呼ばれています。
皆の踊りが終わり、先生たちから「ほしまつり」の紙芝居をしてもらいました。
盆踊り大会のあとは、いよいよ花火大会です。まだ、少し明るい中での花火大会でしたが、たくさんの花火に歓声が上がり、「きれい」とようやく涼しくなった園児席でみんなで見ていました。
0.1歳児のお友だちは自由見学でしたが、お昼寝を終えてから来てくれたり、おうちの方と一緒に来て楽しんでいる様子が見られました。
保護者の方は花火を怖がるかと心配していましたが、とても喜んでいたとお知らせを頂きました。
4月から新しい先生、新しいクラスでスタートし
1学期を通して育んできた先生との一体感、お友だちとの一体感、クラス全体の一致感を
保護者の皆様に見て頂くことを目標に
みんなで大きな声を出し、みんなで汗をかいて頑張った夕涼み会です。
たくさんの方々に支えて頂き、お天気にも恵まれ
無事に終了できたことを心より感謝したいと思います。
これから暑い日がしばらく続きますが
体調管理に気をつけ、子ども達と共に元気に
この夏を乗り切りたいと思います。