苦手な野菜 好きになろう!~グリーンピース(給食室)
平成29年5月26日(金)
今日は、昨日幼児組のお友達がさやむきをしてくれたグリンピースを使って、給食室でおいしいグリンピースご飯を作りました!自分たちがむいたお豆がどんな給食になるのか、子ども達は楽しみにしています。今日の全体のメニューは、グリンピースご飯、鶏の松風焼き、人参ときゅうりのスティック野菜、三つ葉のかき玉汁です。
グリンピースは昨今では冷凍品が主流で、季節に関係なく食べられますが、生のグリンピースが出回るのはこの時期だけです。旬は4~5月頃。今日は、生のグリンピースを使ったグリンピースご飯のレシピをご紹介したいと思います。お豆をお米と一緒に炊飯する方法と、お豆を別ゆでする方法があります。一緒に炊き込むと、お豆の色が薄くなってしまいますが、お豆の香りがお米に浸みて香りが良く仕上がります。別茹でだと、お豆の色が綺麗に仕上がります。園では、より色が綺麗に仕上がる別ゆでの方法で作っています。別茹での場合は、お米にもお豆の味を付ける為に、お豆を茹でた茹で汁や、むいた後のさやを茹でて、その茹で汁でお米を炊くと、香り良く仕上がります。
<材料>お米4合分
お米・・・4合
生のグリンピース・・・さや付きなら380g、むき身なら150g
グリンピースを茹でる用の塩・・・大さじ1
料理酒・・・小さじ2
お米を炊く時の塩・・・小さじ2
だし昆布・・・一切れ
<作り方>
①豆を茹でます。鍋でお湯を沸かし、塩大さじ1を加え、グリンピースを5分茹でます。5分たったら火からおろし、茹で汁に漬けたまま、茹で汁ごと豆を冷まします。そうする事で、豆に皺がよらずつやつやに茹で上がります。別の鍋でもお湯を沸かし、むいた後のさやも茹でて、ゆで汁を冷ましておきます。茹で汁が冷めたら、豆と茹で汁を分けておきます。(ゆであがりの豆にはラップをして乾燥を防ぎましょう)
②お米を研ぎ、冷ましたお豆とさやの茹で汁で水加減します。そこから、小さじ2の水を捨て、料理酒小さじ2を加えます。塩小さじ2も加えてかき混ぜ、だし昆布を入れて、通常炊飯します。
③炊きあがったご飯と、茹で上がったグリンピースを混ぜ合わせたら、つやつやお豆のグリンピースご飯が完成です!
給食の時間になりました。みんなで一緒に、「いただきます!」
「先生、見て!昨日僕たちがむいたお豆だよ!」「グリンピースごはん、おいいしい!」と子ども達はとても喜んで食べてくれました。お豆だけを拾って先に食べてしまう子もいました。普段グリンピースが嫌いな子も、おいしく食べる事ができ、「僕、お豆食べたよ!」と嬉しい報告が聞かれました。
「先生、グリンピースをおいしくお料理してくれて、ありがとうございます!」という感謝の言葉をかけてくれるお友達もいました。昨日、お勉強をして、自分達で手をかけたグリンピース、いつもよりおいしく感じる事ができたようで、嬉しい給食のお時間となりました。お野菜と触れ合う事で、距離を縮め、嫌いな野菜の克服につなげられたらと思います。
今年は生のグリンピースの出回り時期が早く、もうスーパーではあまり見かける事がでないのですが、運よく出会う事ができたら、ぜひお家でも作ってみて下さい!
次回の野菜をおいしく食べる日は、6月30日(金)です。6月のテーマは「きゅうりを美味しく食べる」です。お楽しみに!