苦手な野菜をおいしく食べよう!今月は「きのこ」(給食室より)
平成29年10月25日(水)
今年度から始めた苦手な野菜をなくそう!のとりくみ、6回目となる今月のテーマ野菜は「きのこ」です。
きのこは厳密に言うと野菜ではないのですが、きのこが嫌いなお友達が何人かいるようだったので、テーマ野菜に組み込んでみました。秋の味覚のきのこ、食物繊維が豊富で、その他にも骨を丈夫にする栄養素が含まれています。成長期の子ども達にもぜひ食べてほしい食材のひとつです。
今回は、しめじ、舞茸、えのき茸、エリンギ、マッシュルームの5種類を使ってきのこのクリームシチューを作ります。きのこはさまざまな種類があって、見た目も香りも様々です。お給食を作る前に、子ども達には、5種類のきのこを見て、触って、匂いを嗅いで、違いを楽しんで学んでもらおうと思います。更に、先生と一緒にしめじと舞茸を小房に分ける下ごしらえをしてもらいます。
さぁ、きのこ嫌いなお友達は、きのこに興味を持って克服することができるでしょうか!?
ゆり組、さふらん組のお友達の中には「きのこが苦手!嫌い!」と自分で話してくれたお友達が何人かいました。今日は、そんなキノコはあんまり好きではないけれどクラスのお友達と一緒に関わることで、少しでも自分から「食べてみよう。」と言う気持ちになってくれたら嬉しいなぁ。と思いました。
キノコの種類を意外と知っていたお友達が多くいたのでビックリです。きっとお家でお手伝いをしているのでしょうか?お母さんのような手際の良さでシメジの房を分けていました。
次は3歳児ばら組さんです。給食室からきたピカピカボールの中身は…「きのこ!」興味深々です。色々な種類があり色も形も違います。これからみんなにお手伝いをしてもらうことを知らせ、食べ物を触る前にはしっかっり手洗いをすること、神様が与えてくれた食べ物を大切に扱うことなどに気付きお約束をしました。
それぞれを手に取り触ってみたりにおいを嗅いだり順番にしました。「ぼうしみたいだね!」「裏側はどうなってるのかなぁ?」おともだちと見比べながらお話が弾みます。
次はまいたけとしめじを大きな塊からばらしていきます。
そっと触りばらしていきます。「みてー!私のこんなに大きいのよ」「赤ちゃんみたいにちいさくてかわいいね」
1株ずつ並べて「キノコの家族」がたくさんできました。
沢山のきのこに触れた後のお部屋にはしばらくの間きのこのいい香りが残っていました。みんなで下ごしらえしたきのこを給食室にお届けです。「おいしい給食にしてください!」
子ども達から届いたきのこを使って、給食室では、これからおいしいきのこシチュー作りです。作り方の手順を載せたいと思います。
玉ねぎをしんなりするまで炒めます。
次に鶏肉を加えて炒めます。鶏肉に火がとおったら、
お友達のみんなが一生懸命下処理してくれた「まいたけ・しめじ・えのき・エリンギ・マッシュルーム」を刻んでお鍋の中へ。
人参も加えて水を加え人参に火がとおるまで煮ます。
↓細かく刻んだきのこ類は乳児さん用シチュー。
↓一口大に刻んだきのこ類は幼児さん用シチュー。きのこがしっかり入ってるのがわかるように大きめにきりました。
シチューのルーを入れて(お好みで牛乳を加え)お鍋二つ使ってたくさん作りました。
お友達のみんなは、前日にきのこを裂いたり、切ったりしたので今日のきのこシチューを楽しみにしていました。いつもと違ったシチューだったので食べてくれるか心配だったのですが、「たくさんきのこが入ってる!!」「すごくおいしいよ!!」と言う声がお部屋に響きわたっていました。
シチューの他の献立はグリンピースソテーだったのですが、苦手なお友達もシチューと一緒に食べれていました。おかわりも沢山用意してましたが、ほとんど食べてくれました。
パンにつけて食べているお友達です。
キノコが苦手!のお友達でしたが、少しだけ自分から食べてみようとする姿が見られました。えらかったね‼
3歳児ばら組の子たちは配膳のときから「おいしそう」「いいにおい」ととても楽しみにしていました。
食べ始めると「あったかい」「おいしい」とパクパクとあっという間に食べて「おかわり」と元気な声が聞こえました。そのまま食べたり、パンにつけたり美味しい食べ方も工夫して食べていました。ほとんどの子がおかわりをして食べることが出来ました。
今回いろんな種類のきのこに触れて、お友達も楽しく知ることができたとお思います。
野菜の日を通して少しでも野菜に興味を持ってもらって苦手ではなく好きという気持ちに変わってもらえるようにこれからも続けていきます。
来月のテーマ野菜は「ごぼう・れんこん」です。お楽しみに!