苦手な野菜を美味しく食べよう!今月は「大根・人参」(給食室)
平成30年1月25日(木)
月に一度の苦手な野菜をなくそう!の取り組み、1月のテーマ野菜は「大根と人参」です。
どちらも、一年中流通しているお野菜ですが、大根も人参も旬は晩秋~冬にかけてです。品種改良や産地を変えながら通年出荷されていますが、やはり寒いこの時期に採れたものは、みずみずしく甘味があり、栄養価も高くなっていて、最もおいしい時期になります。
給食でもいろいろなお料理に使う大根と人参ですが、あまり好きではないお友達もちらほらといるようです。
今回は、2歳から5歳クラスのお友達に、そのままの大根と人参に触れ合ったり、大根の皮むきと人参の型ぬきをしてもらいます。苦手なお友達も楽しく取り組んで、克服できたらと思います!
始めに、2歳児ほし組のお友達です。
まずは人参と大根を見せて、「このお野菜な~んだ?」と先生から質問すると、「にんじん!だいこん!」と元気なお返事が返ってきました。
みんなちゃんと知っていた大根と人参。でも、触ってみた事はあるかな?
みんなはそのままの野菜に興味津々で「こっちが触りたい!」「私はこっちを触りたい!」と触ったり、持ち上げたり。
大根の重さや人参の手触りを楽しく感じて、野菜との距離を縮める事ができました。
3.4.5歳児幼児組はみんなで食育活動をしました。にんじんは知っているけど洗っただけの人参と皮をむいた人参の違いも比べてみました。
良く観察した後は型抜きに挑戦です。輪切りにした人参を各クラスに分かれて順番に型抜きしていきます。
「かたーい」「ちょっと手が痛いよー」「でもたのしい」「できたー」とやるたびに嬉しい声が聞こえていました。
色々な形が出来ました。
大根も実際に触り肌触りを感じたり重さを実感し「おもーい」と友達との会話も弾んでいました。
大根は5歳児さふらん組のお友だちが代表して皮むきをしてくれました。皮をむくと中からみずみずしい中身に「わーぁ」っと大根の変身を体験することが出来ました。
みんなが下ごしらえした人参と大根を給食室の先生に届けました。こぼさないように慎重に友達と協力して運びます。
明日の給食を楽しみにみんなで「にんじんくん」の絵本を見ました。
さぁ、給食室に届いた人参と大根は、そのままの味を味わってもらう為に、シンプルに茹で野菜にしました。お友達が型を抜いてくれた人参はとってもかわいくお皿を彩ってくれました。
自分たちの型抜きした人参が茹で野菜になり出てきたのをとても喜び、ほとんどの子が一番最初に茹で野菜を口にしていました。いつもなかなか進まない子も進んで食べていました。
4.5歳児の子たちは上手に箸でつかみ食べています。
豚汁の中にも人参が入っていることに気付きこちらも良く食べていました。
自分が関わった給食はいつも以上に美味しく楽しんで食べることが出来ました。今日はお残しなし!おかわりもたくさん用意してくれましたが、みんなで完食しました。
苦手な食材も自分が調理に関わることで楽しく食べることが出来ることを改めて感じることが出来ました。給食室の先生、おいしい給食をありがとうございます!
この日の全体のメニューは、ご飯、豚汁、豆腐の真砂揚げ、人参と大根の茹で野菜です。お友達が下ごしらえしてくれた大根と人参は、茹で野菜だけでなく、豚汁にもたくさん入っています。
今日は、保育園の豚汁の作り方をご紹介したいと思います。保育園の豚汁には、人参と大根の他に、ごぼう、じゃが芋、長ネギと豚肉が入っています。作り方のポイントは、最初にごま油でごぼうと豚肉を炒めてから、だし汁を加えて他のお野菜を煮込んでいく事です。そうする事でコクのある仕上がりになります。
苦手な食材、おうちでもお子さんと関わりながら一緒に調理してみてはいかがでしょうか。ぜひやってみてください!
次回のテーマ野菜は「ほうれん草と小松菜」です。お楽しみに!