子育て講話~家庭内における子供の事故について~
2020年 11月24日(火)
今月の子育て講話は救急救命士の方にお越しいただき『家庭内における子供の事故について』というテーマで講話して頂きました。本日ご参加いただいたのは0歳のお友達とお母さまだったので、とても興味深くお話を聞いてくださいました。
子供における死亡原因のなかでも『不慮の事故』の割合がとても多いそうです。事故と聞くと交通事故を連想してしまいますが、0~5歳の不慮の事故は交通事故よりも家庭内での事故が多く報告されています。
不慮の事故には、誤飲等による窒息、溺水、転落、転倒が多いため、それぞれの家庭内での注意ポイントをそれぞれ細かく教えて頂きました。
□溺水…一人で浴槽に入れない。目を離さない。入浴時以外は湯を張らない。子供は10cmでも溺水してしまうので、トイレなどもドアを開けたままにしておくと、頭から落ちた時に溺れてしまうこともあるそうです。
□窒息…柔らかい枕や布団を使用しない。ベビー布団ではないもので大人と添い寝する場合には注意が必要です。
□誤飲…子どもの手の届くところには薬やタバコなど危険な物(口に入る大きさのもの、鋭利なもの等)を置かない。※4cm以内のものは誤飲の危険性があります。
□怪我、やけど…熱いものは床に置かず高いところに置く。キッチンやストーブ付近には柵等を設ける。ドアや引き出しも常に閉めておくこと。今は倒れてもこぼれないケトルなどもあるので、そういった危険を減らすものを利用することも大切です。
□転落・転倒…ベランダには箱や家具などの踏み台になるものは置かない。アパートの1階部分でも柵の上から落ちた場合には危険です。
☆病院や救急車で運ばれた時には、、、
意識、呼吸があるのか?何をしていて起こったか?けいれんをおこしているか?誤飲の場合は何をいつどの量飲んだか?アレルギーや病歴、服薬の有無等を聞かれるので、こたえられるようにしておくと良いそうです。この他にも救急車が来る前に出来る応急処置なども教えて頂きました。
子供に気をつけて!と言うだけではなく、家庭内には多くの危険が潜んでいるということを大人がよく理解し、確認して危険性が低くなるような環境作りが大切な子供を守り、事故の防止につながります。というお話をしていただきました。ご興味のある方は簡単な動画と資料がありますのでメールにてお問合せください。
次回は、12/8(火)歯科衛生士さんによる『お母さんが守るこどもの歯』の子育て講話を行います。ご予約はこそだてルームまでお待ちしています。
こそだてルーム
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