苦手な野菜をおいしく食べよう!今月はピーマン(給食室より)
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平成29年9月7日(木)
今年度から始めた苦手な野菜をなくそう!の取り組み、5回目となる今月のテーマ野菜は「ピーマン」です。夏野菜のピーマン、少し時期は過ぎてしまいましたが、まだまだおいしい季節です。
今回はピーマンの仲間のカラフルなパプリカも一緒に使って、ピーマン入りのそぼろ丼を作ります。お給食を作る前に、子ども達にはそのままのピーマンを見て、触って、更に先生と一緒に中の種を取る下ごしらえをしてもらおうと思います。苦手なお友達の特に多いピーマン、みんなは克服できるでしょうか!?
まずは2歳児ほし組のお友達です。先生がピーマンを持ってお部屋に入ると「何持ってるの?」「ぼく、黄色がいい」「私は赤」ととても興味を持っていました。ピーマンのつるつるの触感にじっくり触っていました。パプリカはお友達と交代で触りました。
3歳児ばら組ではピーマンを触る前に「グリーンマントのピーマンマン」のお話を見ました。
つるつるのピーマン、赤と黄色のパプリカをみんなで順番に触ったりにおいをかいだりしました。みんなと同じでピーマンの形や大きさはみんな違うことに気付いたり、パプリカを持ち「重い!」と
周りを触った後は、中も見たい!
縦に切ると…横に切ると…形の違いに気付きました。中の種を見つけると「おまめー」と。種であること知らせると、「ピーマンできるかな」「じゃあ、埋めてみる?」「埋めようよ」と会話も弾みながらみんなで観察しました。
でも、種は食べられないことを知らせみんなで丁寧に種取をしました。
小さなお指で一粒ずつ丁寧にとる子、バリっとダイナミックにする子、食べたくてみたくなっている子と様々な取り組み方をしていました。
明日の給食になることを知らせました。苦手な子の多いピーマンですが、明日の給食が楽しみです。みんなが完食できますように‼
ゆり組・さふらん組さんの中には「ピーマンは苦いから嫌い」と言っていたお友達がとても多くいましたが、種取りはやる気満々でした。
そのままのピーマンと包丁で切ってからの匂いの違いにビックリしていたり、ヘタの部分が星の形になっていることに驚いていました。無事に済んだ後は、最初に聞いた嫌いと言う言葉から少し食べてみるという前向きな姿に変わっていました。
給食室に届いたピーマン。子ども達が綺麗に種を取ってくれたので、洗って下ごしらえ完了です!これからおいしいピーマン入りのそぼろ丼に変身します。
そぼろ丼は普段から子供達の大好きなメニューの一つなのですが、実はいつものそぼろ丼にも形の見えないみじん切りにしたピーマンがたくさん入っているんです。子ども達は気が付いていないようでしたが・・・。今回は、そのピーマンを形が見える大きさにカットしてそぼろ丼を作りました。いよいよお給食の時間、さぁ、みんな食べられるかな?
昨日の作業前は「ピーマン嫌い」というお友達が多かったので心配していたのですが、そんな心配などどこ吹く風で、子ども達は「ピーマンおいしい~」とパクパク食べてくれました!
「先生、ピーマン食べられたよ!」という嬉しい声があちこちから聞こえてきて、「ピーマンが食べられた事、お家に帰ってパパとママに教えてあげるの!」という声も聞こえていました。用意したおかわりも綺麗になくなって、苦手なピーマンをみんなでおいしく食べる事ができました。
今回の体験を通して、苦手だったピーマンを少しでも好きになってくれたら嬉しいです。毎月の野菜の日を通して、野菜の魅力を子ども達に伝えていけたらと思います。
今回は、子ども達がおいしく食べてくれた、ピーマン入りそぼろ丼のレシピをご紹介したいと思います。
<材料>
鶏ひき肉・・・400g
ピーマン・・・80g
パプリカ黄・赤・・・各30g
生姜しぼり汁・・・小さじ1
料理酒・・・35cc(大さじ2+小さじ1)
砂糖・・・20g
醤油・・・25cc(大さじ1+小さじ2)
<作り方>
①ピーマン、パプリカをお好きな大きさに切ります。パプリカは色よく仕上げる為に別茹でします。
②ひき肉、生姜のしぼり汁、料理酒を鍋に入れ、よくかき混ぜながら炒めてそぼろ上にします。
③肉に火が通りそぼろ状になったら、ピーマンを加えて炒め、蓋をしてピーマンが柔らかくなるまでしばらく煮ます。
④ピーマンが柔らかくなったら、砂糖、醤油、別茹でしたパプリカを加えて少し煮て出来上がりです!
ピーマンを柔らかく煮ると、小さなお子様でも食べやすくなるようです。ひき肉は豚ひきでもおいしくできます。お家でもぜひ作ってみて下さい!来月の野菜の日は「きのこ」です。次回もお楽しみに!