木の家 の インテリア、じゃなくって、
木の家、 と インテリア のお話。。。
リビングプラス では、木の家を コンセプトにしている
こともあり、木の話をさせて頂く事が時々あるのですが、
他で出会った方から「ああ~山小屋の家っ」f^_^; とか、
木の家インテリアや内装は、私の趣味に合わない、って
おっしゃる方と遭遇します。。。
私の場合、仕事は幅広いと申しますか、様々で、
住宅の新築やリフォームの設計、インテリアコーディネイトの
ご相談や内装の仕事を請けたり、住宅以外の設計の仕事
なども受けたりしています。 なので、どの場面で
そのご質問か、により、お答えも多少変わるのですが、
ちょっと誤解が多いような気がして・・・
私の全ての仕事で、「木」を前面に出していこうとしている
わけではありません。。。
そういうと、またまた、じゃあ、どんなコンセプトなの?って…(-.-;)
木の家は木の家として、良いところが多々あり、長時間
過ごす空間の場合、住まいに限らず、オススメはしています。
ただ、特にインテリアにおいては、長時間過ごす住まいや空間は、
心地良さを求める空間。 まずは、お客様、そこで過ごされる方達の
意向や趣味、好みのテイスト、ありき、です。
当たり前のことですが、こちらの好みを押し付けるつもりは毛頭無く・・・
お客様の好みやご要望 プラス「よりよくなるためのご提案」を入れて
まとめていくのが、プロのお仕事 だと思っているのですが…
基本的にどのようなインテリアテイストでも、また反対に木を使わない、
といった方向性のものでも、こちらとしてはご提案し、全体を
まとめていく自信はあるのです。
木をたくさん使って、といったご要望でも、それでインテリアが
まとまりそうになかったり、空間的にイマイチであれば、木を使うのを
抑え、全体としてより良くなる事を優先します。
設計事務所やインテリアコーディネーターの方々の中には、
あるテイスト(それが木の家作り、だったり、モダンデザイン だったり)に
特化して、それを個性として、アピールされているところは非常に多いです。
それが、設計する側の得意分野であるので、そういうテイストがお客様と
一致しているとイメージのブレも少ないので、仕事もやりやすいし、
お客様の方もイメージはしやすい、ブレないので、安心できる、といった
メリットがあります。
ただ、インテリアイメージ だけを取り上げてお話ししても判るように、
人の好みって、多種多様で似て非なるところが多々あります。
モダンナチュラル、クールモダン、 シンプルナチュラル、クラッシックエレガント、
などなど、 最近の流行的テイストを取り上げても そのテイストは様々で、
明確な分類分けなど、昔と比べると(インテリアコーディネイトが唄われ
だした頃と)比較にならないほど多種多様かつ、その境界は曖昧です。。。
様々なテイストやお好み・趣味は、そのお客様とお話(これがコンサルティング!)
してご要望をお伺いしながら、まとめ、検討し、ご提案していくわけです。
新しい住まいはどういう風にしたいのか、、何にポイントを置いていくのか
などを考え、形にしていこう、と思っていますので、その中で、お客様の
ご要望が反映されればベスト、と考えています
なので、どのようなインテリアテイストでも、まとめていく自信は
ありますのでご安心をo(^-^)o
まあ、アールヌーボーではなくアールデコ、って言われればハイハイって
わかるけど、ロココ風ではなくてネオクラッシックでね、なんて言われると
エッと、どうだったかな…となりますが…(-.-;)
もちろん、先に述べましたように、あるテイストに特化した設計事務所や
工務店、インテリアコーディネーターの方にご依頼されるのも、一つの
選択肢だとは思います。 好みが一致する依頼先が上手く見つかると
いいのですが…
私が恐れるのは、似て非なる場合です。
大体テイストはその方向で好きなんだけど微妙に違うんだよな~
ちょっとやりすぎなんだよな~ 提案っていいながら押し付けてない?… っと…
**なインテリア(**な家)に憧れるんだけど、ちょっとこうしたいんだけど、
全体はわからないからまとめて欲しい、とか、ナビゲートして専門家として提案して
欲しい、って方は、 その**に特化した依頼先がイイかも知れません。
お任せ、ってカンジになるのかな…
私の考え方の根本に、やはり住む人、オーナーが主役、という考えが
あるのです。 住まいに人が合わせていく(ライフスタイルも含め) というのは、
住まい手が願って、その方向に向かうのは良い、のですが、
こちらから、提案はするにせよ、絶対いいからこうしなよ、って押し付けて
しまうのはどうかと、思っているのです。
反対に、木の家っていうと、山小屋風とか古民家、民芸風とか いろいろ
人によって思い浮かべるイメージが異なるようで・・・
木の家でモダンデザインにすることもできるし、 木目を主張せずに
シンプルに、また 優しいエレガントなカンジ など、様々な インテリアにする
ことが出来るのですね。
うるさくない程度に木を使う、 すっきりした木質空間にする、
木の節が出たカントリーテイスト、 あくまでナチュラルな雰囲気、
ちょっとモダンにかっこよく、 などなど、木を使った空間でも、いかようにでも
出来るのです。
素材をどこまで主張させるのか、また溶け込ませるのか、
色で見せるのか、色でまとめるのか、 素材が違うもの同士を
どうやって対比・同化させていくのか、視線の先や居心地は・・・など
色んな要素を全体的に吟味し、まとめていくのが、腕の見せどころ、
ではないかと。。
まあ、そういう風に想う今日この頃でありまする・・・
東京ビッグサイトで行われてる「インテリアフェスティバル」
JAPANTEX2010のイベントの中に含まれて、サイトでは探しづらかったり
するようですが、 明日まで開かれています。
私はオープンキッチンに関する提案ということで、ICコーナーに
パネル展示を行っております。 スグに取り入れられる新しいキッチンを
中心とした空間提案、を、インテリアパースと共に表現しています。
ぜひご覧くださいませ☆ そしてご意見・ご感想など、ぜひお寄せくださいませ☆
お待ちしております~♪