西川材 埼玉 飯能へ

先日(といっても3月)、とあるツアーで、
埼玉県飯能市の方にいく「西川材見学ツアー」に参加してきました。
西川材ツアー01
関東で、木を見に山にいくのは、今回が初めてで、
中々行く機会がないので、スケジュール調整して参加してきました。 
関西にいた頃、また、以前、木の勉強をしていた頃
MOKスクール時代) は、遠く、木頭杉を見に四国まで行ったり、
京都、奈良、と 近くに山があり(そんな意識はなかったですが) 
あちこちの山に木を見に行く機会や、製材所などに行く機会もありました。
こちら関東は、やはり関西以南よりも、山が少ない?っというか、
産地ごとに特徴がある風でもないようで。。。
千葉の山武杉、 西川の西川杉・・・・ 聞くところによると、やはり関西の方が
生産者側も多く、活況なようです。 
まあ、近くに山がなく、このように新宿から約1.5時間、バスに乗って
木を見に行ったり、木材を見て買う、という行為は、都会人にはタイヘンなのかも
知れませんが、私は、今回、思ったよりも近いな!と感じました。 
1時間半で、直接見に行けるのなら、もっと活用したい!!ですよね~ 
もちろん、私は浦安なので、海沿いに、「東京中央木材市場」があるので、
それに比べると、「遠~いい」 となっちゃいますが。。。
西川材は、江戸時代に、荒川の川上から川下に木を運んでいたことから、
西川材と呼ばれるようになったようで、厳密には「杉」だけを指すのではないそうです。
江戸前の材木、という、いわば、ブランド材、だったようです。
訪問したのは、「協同組合 フォレスト西川」さんで、
立派なモデルハウスも建ってました!
西川材ツアー03
西川材ツアー02
西川材ツアー04
担当者さんのお話しを伺いながら、山に入っても行きました。
やはり、どの産地でも、ご苦労は同じ。。。 
植樹から伐採まで長い年月がかかること、伐採・製材・乾燥・運搬など
各工程に人出や手間がかかること、それらが金額に見合わず、後継者の
なり手がいないこと、、どこかで聞いた話だな~と思いながら。。。
どこの産地もご苦労は一緒のようです。 そしてまた、地域で団結して
それらを乗り越えていこうとされてる取組みも、熱意も、伝わってきて、
施主につなぐバトンリレーを、私たち設計者ももっともっと関わっていくべき
なんだろうな~ と思いました。 
 私は今は中々お施主様と直接やりとりする機会は少ないので、このような
情報をあっても、おススメすることが難しいのですが、
機会を見つけて、少しづつ、取り組んでいきたいと思いました。 
仕事と通じて、様々な方とお会いしたりご相談をお受けしますが、
オール無垢の住まいは、様々な面で、取り入れずらい、というようです。
 
意匠的に「山小屋風」となり、この込み入った都会の立地では、
空間が狭く感じたりするので、 白い壁などと上手にコーディネイトさせていく
必要があるようですし、 工事期間や、打ち合わせ期間など、時間的に
ゆとりのある日程工程にしないと、 難しいと言えます。
木を見て、木目を揃えたり色を揃えたりすることで、「山小屋風」には
ならないのですが、一度、そういう先入観を持ってしまった人に、
木の住まいの良さを伝えていくのは、またまた難しいですね。
 
家は3か月で出来る、と思ってる方もいまだに多く、 そういう方にはやはり
工業製品で作られた材を使うことになってしまいます。    
でもまあ、以前よりも、ネットが普及し、多くの方がネットで情報収集して
頂けるので、お客様にも、様々な「良さ」とお伝えしやすくはなってきてますよね。
一番いいのは、モデルハウスなど、現地を見て頂くことですが、
そのモデルハウスのイメージと異なった場合、やっかいなんですよね。。
それだけのイメージではないことも、様々なことが可能なんだ、という
ことをお伝えして、イメージの共有を図っていくことも、設計者に求められていますよね。
昔とちがって、今はネットで直接、山の組合とやりとりできたりするようなので、
それがとっても便利になったと思います。 
(ふつうは、卸しを通して、となるので、 私のような新参者は中々
そのルートには入っていけない。。。工務店さんを通じて、卸しを介して、と
なると、 お客様にはずいぶん待って頂くことになる??) 
まあ、とにもかくにも、少しづつ取り組んでいきたいですね!!
今回の主催は、日本インテリアコーディネーター協会(通称 ICON
昨年度に発足し、IC東京やIC埼玉など、首都圏のいくつかのインテリアコーディネータ
団体がこのICONに合体して、ICを自ら高めていこう、と皆で取り組んでおり、
私も実は今年度から本格参入。ビジネス会員として活動してます。
私が以前から所属していた、千葉県インテリアコーディネーター協会は、
私のような本格的に仕事をしている者は少数派で、イベントは様々あって、
私も色々参画してきたのですが、今度からは、こちらのICONのビジネス会員としての
活動に重きをおこうかと思っております。
まあ、どこに所属してても、私自身の力量は同じ。切磋琢磨していくしか
ありませんね~~  

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