日常の
ごく間近にあるモノゴトを
ちょっと違った目線から観てみたり
考えてもいなかったコトを知った時
そのモノが全く違う、愛着のあるモノに見えてくる。。。
ってことありませんか?
『ニットとオリモノの違いって。。。』
ってのを改めて知り驚いた時からもう20年近くが経ちました。
あの驚きが1つの大きな分岐点だったんだと今でもよく思います。
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【生地を作るリペア法】
大好きでたくさん履いていたら大きく開いてしまったデニムの穴。
物理的に大きく穴が開いてしまっては【裏補強×縦糸強化(縫込み)】では生地が足りません。。。
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【裏補強×縦糸強化(縫込み)】
>>上の2つは裏に補強の布を貼った後に叩き縫いで穴を塞ぐ手法。
この手法だと1箇所10cm程度で:1,000円+税
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物理的に生地がなくなってしまっている場合
①生地をパッチワークとして縫い付ける方法
☆下写真のtype.4のrepair法
※type.2&3は上記の【裏補強×縦糸強化(縫込み)】法でrepair
②生地がないなら【生地を作ってしまう方法】
先ほどの穴がこんな感じに仕上がります。
拡大すると
加工方法の詳細は後述するとして
この手法の加工賃は通常加工賃(10cmで1,000円)×1.5
よってこの程度のrepairであれば1箇所:1,000円×1.5=1,500円+税となります。
Before 〜 After
この場合2箇所なので3,000円+税でお直し完了です。
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さて、【生地を作る】とはどういうことでしょう?
そもそも【織物】であるデニムは《縦糸》と《横糸》を組み合わせて作った生地のことです。
『生地に穴が空いた>>生地が無くなった』ということなので
『穴の開いたところに《縦糸》と《横糸》を作る』ことで織物に似た生地が生まれます。
よって今回は
《横糸》を追加で別途埋め込んだ後、ミシンで叩き縫いすることによって《縦糸》にあたるモノを作ったわけです。
なるべく全体の雰囲気を損なわないような工夫をしていますがコレは企業秘密で。。。(笑)
大好きだったお気に入りのデニム。
穴が空いてしまってタンスの奥に眠ってしまったあのデニム。
一度診察にいらしてください。
もちろん診察は無料なので(笑)
remake
repair
recycle
reduce
Happy Time