日本は世界一豊かな国であると言う記事。
ちょうど1年前の記事だったりしますが、なかなか興味深いです。GDP指標での経済成長重視ではない新しい経済評価を国連が打ち出しているという話。
その結果、日本が世界一豊かな国であるという結果。
「一国の豊かさについて、新しい考え方が、欧米各国に浸透しつつある。それは経済活動の規模(GDP)を前の年に比べてどれだけ大きくしたか(経済成長率)ではなく、国民の福利厚生度がどれだけ高い水準にあるか、将来にわたってその水準を維持し、さらに高めてゆく能力があるかを判断の基準」
とのこと。
バブル崩壊後の閉塞感からデフレ社会になっての停滞感の続く日本としては、他に比べたらまだまだマシなのよってことも証明されたってことなんでしょう。
とは言え、実態感の薄い豊かさで世界一と言われてもなんともピンとこない。
たぶんこれは、「国の強さ」を表していないからなんでしょう。豊かさと強さは似て非なるモノ。GDPの成長率は強さの証明(正確には勢いの証明かな)。この部分を蔑ろにする経済指標はちょっと違う気もします。
量と質と勢の三位一体の成長が21世紀の本来の豊かさなんじゃないかなぁと思う次第。
日本は、質が実はいちばん。量もまだまだ世界3位。となると勢をどう付けるか。
何度も書きますが、証明されたように質は高い。だとすれば質を変貌させるために規制緩和を徹底すること。ここの一点だと思います、今は。金融に関してもまだ緩めることができると思います。
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