フランスがISISからのテロに対して報復攻撃(というより戦争開始だな)が本格的にはじまった件。
先日の痛ましいパリのテロ事件を受けて、フランスが本気で空母シャルルドゴールから空爆を開始しました。ISISを壊滅するまでやるというのをアメリカも宣言しましたので完全に泥沼確定。
過去の国家間の戦争行為と異なり、ISISとの戦いはテロリストとの戦い。停戦という合意事項が成り立つコトはありません。もしも空爆でISISが無くなったとしても、次のISISと同様の組織が生まれてくる。これがテロリストとの戦い。
話し合って終わるような話では無いので、泥沼だとしてもやるしかない。かといって、ISISを放置すればどんどん拡大して中東の安定は確実に崩れ、欧米諸国のみならず世界の不安定をもたらす。
となれば、終わりが無くてもやらざるを得ない戦争行為が、現在の状況。
病気の対処療法と一緒です。クスリで抑えて時間を稼ぐしか無いというのが現実。悲しいけど、そんなもんです。平和平和、話し合いで解決。なんてべき論を言ってもダメなことはたくさんあります。そんな観念論が通じるのは個人間だけ。
もちろん、世界が平和になって、国家、民族、宗教の間に諍いが無くなることが理想なのは当然。
でも、多様性を求める世相の中で、多様性こそが諍いの根本でもあるんだということを忘れちゃだめよ。お互いの多様性を認めるのが大事!なんていうのはポエム主義と言う、本質的な多様性を判っていない証拠です。
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