以前ここで書いた53曲からなる曲集「白いうた青いうた」の中から、
久しぶりにひとつ歌っています。
「壁きえた」という明るい歌です。
まずみんなで歌詞を声に出して読み、わからない言葉を挙げてもらいます。
みんな手が挙がって「?」を出します。
?「ぼだいじゅ」がわかりません
A これは木の名前です。菩提樹です。シューベルトの歌曲に菩提樹という有名な曲がありますね。
?「グテーナーベント」がわかりません
A これはドイツ語のあいさつで、こんばんわですね。
?「ローザ」がわかりません
A これは女性の名前ですね。ドイツ人の一般的な名前です。
?「さく」がわかりません
別の子からA、「わかるよ!白くて、こう区切るやつでしょ?」
?「れきし」がわかりません
A うーん。。これはみんなで考えてみよう。わかる人?
すると、「むずかしい。。」
「あ、日本の歴史とか?」といって歴史上の人物が次々とだされました。
織田信長とか、徳川家康とか、エジソンとか、キューリー夫人とか、アンネフランクとか。
そういう名前がたくさん出ました。
「わかった!昔のこと?」
「そうだねえ。昔から現在そして未来へと、人々が何をして
どんなことが起こったかという、つながりのことですね」
この曲は1989年のベルリンの壁崩壊のことを題材としています。
練習をして最後に少しそのことを話すと、
みんなそんな顔は滅多に見せないというくらい、集中した真剣な表情で聴き入ってました。
とても興味があるようです。
その表情にこちらも新鮮な驚きを感じました。