先日、「アフターケア」のオンライン研修に
参加しました。
児童の分野でいう「アフターケア」とは、
児童養護施設や、ファミリーホームなどを
卒園した子どもたちへの支援のことを
言います。
子どもたちは施設で生活しているときは、
たくさんの大人(職員)や、子どもたちに
囲まれにぎやかな中で、助けてもらって
生活しています。
しかし、卒園、退園すると環境がガラリと
変わります。
一人になり、淋しくなって電話をかけてきたり、
電球の替え方が分からない。LINEが入ったり、
生活費が足りないと切羽詰まって電話をしてきたり、
学園のご飯食べたくなっちゃった。
と訪ねてきたり・・・
これらすべてがアフターケアなのです。
アフターケアには終わりがありません。
仕事と私事との境目も曖昧です。
それゆえ、問題点も多く、他の人は卒園生と
どう付き合っているのだろう?
どんな支援をしているのだろう?
ほかにできる支援はないだろうか?
と思っていました。
今回様々な施設の取り組みを知って感じたのは、
皆さん財源確保が問題だということでした。
一緒に食事をしたり、
結婚のお祝いを用意したりを、
すべて職員のポケットマネーで賄っているという
施設もありました。
でも、それだけでは続けていけないと思います。
双葉学園には、大変ありがたいことに
後援会があります。
結婚のお祝いや、遊びに来てくれた時の食事代、
生活に困窮した時の緊急一時金の用意があります。
後援会の活動に賛同してくださっている皆さんに
感謝するとともに、卒園生のために大切に
使わせていただこうと改めて思ったセミナー
でした。