今回は、千葉県内で、
ファミリーホームを運営している
役員からの投稿です。
題して
『ファミリーホーム』という言葉を、
聞いたことがあるでしょうか?
『里親さん』という言葉は知っている
という方が多いのではないでしょうか。
ファミリーホームは、
10年くらい前(2009年)に
制度化されていますが、
まだまだ耳なじみがない方が多いのではないか
と思います。
ファミリーホームも、里親さんも、
「色々な事情があって、
家族と生活することができない
子どもたちを受け入れて養育する、
子どもたちのための場所」
という意味では、学園と一緒です。
学園と大きく違うのは、
養育者(大人)が
ホーム(おうち)に一緒に住んでいる
ということです。
家族のように(家族として)、
一緒に生活しています。
ファミリーホームの定員は5~6人で、
学園よりは規模が小さいです。
大家族(子だくさん)の里親さん
という感じです。
子どもたちは、
ファミリーホームで生活しながら、
生活習慣を身に付け、社会経験を積み、
周りの大人の人たちと相談をしながら、
自立や
元の家族と一緒に生活していく準備をしていき、
ファミリーホームを巣立っていきます。
以前の自分は、『自立』とは
「自分のことは、自分でできるようになる」
という考えが強かったように思います。
しかし、
学園の後援会の活動を見聞きしたり、
色んな人と話したり、
自立していった子どもたちの
少しずつ、
考え方が変わってきた
ように感じています。
最近の自分は、『自立』とは
「自分だけでは、どうにもならないことは、
うまく周りの人を頼って、
自分らしく生きていくこと」
に近くなってきているように思います。
考えてみれば、大人になった自分も、
周りのたくさんの人に支えられて、
助けてもらって、生活・仕事をしています。
これからも、どんどん周りの人を頼って、
支え合いながら、
子どもたちと関わっていくことを通して、
子どもたちが
「周りの人を頼って『自立』して生活していく」
ことを応援していけたらと思っています。