涌井・炭谷を1年目から抜擢した指揮官の前例。ドラフト成功のロッテ、平沢ら高卒3人にも開幕一軍の可能性
ドラフトでは甲子園を沸かせたトップクラスの選手と実績十分の社会人選手をバランスよく指名。ここ数年、順調に世代交代が進んでいるといえる。
平沢の開幕スタメンも?
千葉ロッテの2015年ドラフトに関してファンの間ですこぶる評判がいい。
近年続いていた大学・社会人卒中心の補強から一転して、今年はドラフト指名9人中(育成ドラフト含む)3人が、高卒組というフレッシュな補強を行ったことが主な要因としてあげられる。
そんな彼たちが出席したファン向けの新入団発表会には、過去最高の約6000人の応募が殺到したが、その人気の中心となった平沢大河、成田翔、原嵩の高卒3人組は、当然人気面だけが先行しているわけではなく、5年後、10年後のチームを支えるであろう将来性が楽しみな補強になった。早ければ来季から十分戦力として活躍できるだけの選手たちである。そういう観点でも2015年のロッテのドラフトは非常に戦略性が高かったといえるだろう。