渡辺俊に新兵器 “ゴムゴム”の下半身
ロッテの渡辺俊が「新兵器」を導入した。ニット製のユニホームの両脚太腿から膝の内側部分に、縦25センチ×横10センチのゴム素材を使用したものをデサント社に特注。この日初めて着用し、ブルペンで変化球を交えて115球を投げた。18日に届いたばかりのサンプルの感触に「いい感じでした」とうなずいた。
投球時、細部の感覚にこだわるサブマリン。特に下半身を重視しており「(生地が)ダボダボだと引っかかる。かといって、ぴっちりしていると可動域が制限されるので」と試行錯誤を重ねていた。同社はロッテ、阪神など5球団にユニホームを供給するが、担当者は「あのパーツにゴムを入れた選手は初めて。間違いなく可動域は広くなります」と太鼓判。より自由になった下半身が変幻自在の投球を支える。