映画●「母と暮らせば」

eiga-17

●「母と暮らせば」

●CHECK解説1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下された。それからちょうど3年後。 助産師として働く伸子(吉永小百合)のもとに、原爆により死んだはずの息子・浩二(二宮和也)がひょっこりと現れる。それからというもの浩二は度々姿を現し、伸子と思い出話や浩二の恋人・町子(黒木華)についてなどいろんな話をしていくが、12月12日より上映CHECK長崎で暮らす女性と原爆で亡くなったはずの息子が繰り広げるエピソードをつづる、山田洋次監督によるファンタジー。吉永小百合と二宮和也が不思議な体験をする親子役で初共演するほか、山田監督作の『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた実力派・黒木華が浩二の恋人・町子を演じる。 (2015年12月19日京成ローザ上映)

映画●「小さいおうち」

eiga-27

映画●「小さいおうち」
●CHECK解説数々の名作を世に送り出してきた山田洋次が、監督作82本目にして全く新しい世界へと踏み出した。 ことの始まりは、山田監督が偶然手にした一冊のベストセラー小説。 2010年に第143回直木賞を受賞した、中島京子の『小さいおうち』だ。 読了した直後、「自分の手で映画化したい」と熱望した山田監督は、すぐに作者に思いのたけを込めた手紙を書いた。 50年を超える監督人生の中で“家族の絆”を描き続けてきた山田監督が、今作で初めて“家族の秘密”に迫る。 家族の温かさを見つめてきたその目で、更に深く人間の心の奥底に分け入り、その隠された裏側までも描きだそうとする そんな監督の情熱から生まれたかつてない意欲作が、ついに完成した。
(2014年2月21日幕張シネプレックス上映

映画●「おしん」

eiga-26

解説1983~84年にNHK連続テレビ小説として放送され、平均視聴率52.6%という大記録を樹立した橋田壽賀子原作のドラマ「おしん」を、新たなスタッフ、キャストで映画化。おしんの少女時代に焦点を当て、ひたむきに家族を思い、成長する姿を描く。おしん役はオーディションで選出された新人子役の濱田ここねが務め、母・ふじ役を上戸彩、父・作造役を稲垣吾郎、おしんの奉公先・加賀屋のくに役を泉ピン子が演じる。明治40年、不作のため困窮を極めた谷村家は、7歳のおしんを奉公に出す。奉公先の材木問屋で働きづめの毎日を送るおしんは、雪が溶けたら家に帰れると信じて、つらい日々を乗り切っていく。しかしある時、店の財布から50銭銀貨がなくなる事件が発生。濡れ衣を着せられたおしんは、店を飛び出してしまう。撮影は、舞台となる山形県でオールロケを敢行。監督も同県出身者で、「あの空をおぼえてる」「星に願いを。」などで知られる冨樫森が務めた。
(2013年10月14日京成ローザ上映)

●「謎解きはディナーのあとで」

eiga-25

●「謎解きはディナーのあとで」
●CHECK2011年の本屋大賞で第1位に輝き、ベストセラーとなった東川篤哉のミステリー小説を、櫻井翔&北川景子主演で映像化し、人気を博したテレビドラマの初の劇場版。令嬢刑事の麗子と毒舌ながら彼女の推理を手助けする執事の影山という凸凹コンビが、シンガポールに向かう豪華客船の中で起きた殺人事件の謎に挑む姿をユニークに描く。 STORY世界屈指の企業グループ総帥の令嬢でありながら新米刑事として警視庁国立署に勤める宝生麗子(北川景子)。休暇を利用して、宝生家所有の豪華客船プリンセス・レイコ号に執事の影山(櫻井翔)とともに乗り、シンガポールへ向かう。しかし船内には、有名芸術家の作品の警護にあたる、麗子の上司・風祭京一郎警部(椎名桔平)の姿もあった。出航後ほどなくして、船内で殺人事件が起こる。乗員乗客合わせて3000人が乗るプリンセス・レイコ号がシンガポールに到着するまでの5日間にさらなる被害を出さないためにも真相を解明しようとする麗子と影山だが、彼らも事件に巻き込まれてしまう……。 (c)2013「謎解きはディナーのあとで」製作委員会 [上映時間:120分 ] ●[ 2013年8月1日公開 ]

映画●「はじまりのみち

eiga-24

映画●「はじまりのみち」 06月01日より上映CHECK『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾年月』『楢山節考』など数々のヒット作を生み出し、盟友・黒澤明監督と共に、一時代を作った監督・木下惠介。本作は、松竹が木下惠介監督生誕100年を記念し制作。木下監督の実話を軸にエピソードを盛り込み、戦争という時代のうねりに翻弄されながら、母を想う子、子を想う母の真実の愛の物語を描き出す。木下惠介を演じるのは、日本に留まらず世界の巨匠からラブコールを受ける実力派俳優・加瀬亮。日本アニメ界の第一人者・原恵一が、初実写映画作品として、監督・脚本を手がける。(作品資料より)STORY時は戦中。政府から戦意高揚の国策映画つくりが要求された時代。木下惠介が昭和19年に監督した『陸軍』は、その役割を果たしていないとして、当局から睨まれ、次回作の製作も中止にされてしまう。すっかり嫌気がさした木下は松竹に辞表を提出し、脳溢血で倒れた母、たまが療養している浜松市の気賀に向かう。失意の中、たまに「これからは木下惠介から木下正吉に戻る」と告げる惠介。戦局はいよいよ悪化の一途をたどり、気賀も安心の場所ではなくなる。惠介は、山間の氣田に疎開することを決め、晩夏、一台のリヤカーに寝たままの母を乗せ、もう一台には身の回り品を乗せ、兄・敏三と、頼んだ“便利屋”と自分と三人で、夜中の十二時に気賀を出発し山越えをする。17時間休みなく歩き通し、激しい雨の中リヤカーを引く。ようやく見つけた宿で、母の顔の泥をぬぐう惠介。疎開先に落ち着いて数日後、たまは不自由な体で惠介に手紙を書く。そこにはたどたどしい字で「また、木下惠介の映画が観たい」と書かれていた。 (C)2013「はじまりのみち」
製作委員会 [上映時間:90分 ] ●[ 2013年6月1日公開 ]