第3作:フーテンの寅~(新珠三千代); 男はつらいよ第3作。シリーズ初のお正月映画として登場した作品でもあります。マドンナ役は新珠三千代。旅館の女将がよく似合います。監督が森崎東に代わっています。この作品は前半が寅さんの縁談、後半が旅先のエピソードです。1~2作目が故郷に舞い戻った寅さんと懐かしい葛飾柴又の人達・幼馴染との触れ合いを描いたのとは若干趣が違っています。妹さくらの登場シーンが非常に少ないのも異例です。人間・車寅次郎に視点を置いた感じで、袖触れ合った人の人生の大事な瞬間に立ち会っても決してカタギの考えが受け入れられないフーテンの寅を描くことを主眼に置いたのではないでしょうか。花沢徳衛扮する老テキヤに見せる寅さんの口上が印象的。
第2作:続.男はつらいよ~(佐藤オリエ)
第2作:続.男はつらいよ~(佐藤オリエ) ; 男はつらいよ第2作。第一作目から何と3ヶ月足らずで作られた続編。マドンナ役は佐藤オリエ。東野英治郎扮する寅さんの恩師の娘として登場します。この作品は寅さんが未だ見ぬ「瞼の母」を探すエピソードです。葛飾と京都で物語が進みます。寅さんが入院するのも珍しいですが、その医者に扮しているのが山崎努。そして「さしずめてめぇインテリだな」とい名セリフもこの山崎努に対して吐かれます。寅さんは、このころは非常にワイルドといいますか元気がよくトラブルを巻き起こします。東野英治郎扮する恩師と酒を酌み交わすシーンが度々登場しますが、これが非常に良いです。おかしくてジーンとくる作品でした。
第1作:男はつらいよ~(光本幸子)

第1作:男はつらいよ~(光本幸子) ; 本作は第一弾として、監督、役者、スタッフの作り手の熱気が強く伝わってくる作品なのである。 妹のさくら(倍賞千恵子)、義弟のヒロシ(前田吟)が若く驚いた。 また彼らのなれ初めも、本作の縦軸として展開され楽しめた。 印象的なシーンは、ヒロシと反目していた大学教授の父親(志村喬)が二人の結婚式に参列し、朴訥と語るスピーチのシーンは感動的であった。 そして何よりうれしいのは、寅さんが若くワイルドで躍動的なのである。最期に追加で好きなシーンは、御前さまの笠智衆が記念撮影の際に「バター、バター、」繰り返しつぶやき、さくらに「それはバターではなくチーズですよ」と笑いながら訂正されるシーンも大好きなシーンです。
映画紹介「おくりびと」

「おくりびと」
遺体を棺に納める納棺師となった男が、多くの別れと対峙する、本木雅弘主演の人間ドラマ。一見地味だが、人生の最期に必要な職業を通して、家族や夫婦愛のすばらしさを描く。
ストーリーリストラを機に帰郷した、チェロ奏者の大悟。高給と短い労働時間にひかれ、求人に応募した彼だが、その内容は棺へ遺体を入れる納棺師という仕事だった。戸惑いながらも大悟は、さまざまな境遇の遺体と対面していくことに。
スタッフ&キャスト[監]滝田洋二郎 [出]本木雅弘広末涼子 山崎努余貴美子吉行和子笹野高史
[制作データ] 2008松竹[上映時間] 130分(京成ローザ上映)(満足度第1位)
[ 2008年7月19日公開 ]
映画「落語娘」
「落語娘」解説: 新鋭作家・永田俊也の同名小説を原作に、呪われた噺(はなし)に挑むことになった異端の師匠と、その弟子である女前座の奮闘をユーモラスに描いた人間ドラマ。『櫻の園』の中原俊が監督を務め、落語に己の思いをかける人間たちの愛と情熱を映し出す。ヒロインの女前座には『着信アリ2』のミムラ、彼女の師匠役に『寝ずの番』で初監督を果たしたベテラン津川雅彦。共演には益岡徹、落語家の春風亭昇太らがそろい、笑いと涙の物語を盛り上げる。(シネマトゥデイ) あらすじ: 念願の落語の世界に飛び込んだ香須美(ミムラ)は、女というハンデに加え師匠は落語界の問題児であったが、逆風にもまれながら女前座として日々奮闘していた。ある日師匠の平佐(津川雅彦)が突然、呪われた噺(はなし)「緋扇長屋」に挑むと宣言。周囲が騒然とする中、心配する香須美は信念を曲げようとしない師匠の心に共感していく。(シネマトゥデイ)[ 2008年8月23日公開 ]
