２７年前のステレオ修理

私のブログに毎回コメントを頂いているムラさんが、
このパンフレットを持っていらして、修理してほしい
とのご依頼。

訪問して、お預かりしてきました。

このシールは納入した西暦の最後の桁と、月の略号で
１９８７年（昭和６２年）５月前半の納入とわかります。
電話番号の局番が２桁の時代　この年は国鉄がJR
になった年で、はるか昔の感が・・・

内部はこんな感じ。

不具合の内容は、スイッチを入れても唸っていて、なかなか
音が出ないとのこと、ところが、店では症状が出ない・・・？
電源回路の、ケミコンの老化によるものと見て、急冷剤で
冷却しても、症状が再現できない。

この症状は様子を見てもらうことにしましたが、
カセットデッキの汚れが酷いので、クリーニングすることに。

独自の方法で、キャプスタンを、クリーニング！

キャプスタンのフライホイールが、本格的なデッキと同等！
ベルトも健在・・・・今こんな金の掛かった商品は、プロ用
にしかありません。

ボリュウムも、リモコンの操作に応じて、モーターで
アナログのボリュウムを回転する構造！！
接触不良でしたが、接点復活剤で改善しました。

懐かしいやら、感心するやら、なかなか面白い仕事でした。

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