ICF-5800Nの修理です。
アナログの時代の高感度ラジオですが、
難解な事例です。
ここまで分解するのも一苦労。
スピーカーへの配線に全く余裕なし。
長い配線に交換してから作業に・・
ボリュームのノイズは接点復活剤で改善するも
大音量のガガッガガガ雑音は変化なし
この中のどこかに原因が有るのですが
配線図なしの原因調査には限界が・・・
ルーペですべての半田付け個所を調べても
クラックなどの異常は見つからず・・・
基板をひねると、ノイズに微かな変化が・・・
勘を頼りに部品の頭を一つ一つ触って行くと
一つのトランジスターに触ったときノイズに
微妙な変化が!!
取り外してみると、こんな状態です。
ダニなどの排泄物らしきものが付着?
リードの根もとが汚染され絶縁不良になり
ベースにコレクターの電圧が侵入して大きな
ノイズを発生していたようで。
原因が分かれば、対策は絶縁の回復ですから
まず汚れを取り除きます
再発防止の為にサーキットプロテクターを塗付
基板に戻して、完全にノイズは無くなりました。
次は感度不良の原因ですが、さらに調査が
・・・つづく・・・
度々すみません。
ヤフーオークションにICF-5800のサービスガイドが出品されています。他に希少ベリカードとして出品されている画像にICF-5800の回路図が出ています。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r1042180498
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1040956452
よろしければ参考にしてください。
こちらこそ度々有難うございます。
参考にさせて頂きます。
有難うございました。
白内障の手術をされたのですね。周りの人でも手術をした方がいますが、よく見えるようになったと言ってます。
ソニーラジオicf-5800のトランジスター位置を掲載しているサイトがありましたので、お知らせします。
http://hingis1031.blog14.fc2.com/blog-entry-144.html
ご存じとは思いますが、2SC710は、ピンアサインが、通常のトランジスタと違うとのことです。通常 ECB のところが BCE だそうです。
以前、ソニー製品は、保証期間が過ぎてから壊れる、いわゆる「ソニータイマー」が内蔵されていると言われましたが、2SC710のようなトランジスターの劣化、電解コンデンサの容量抜け等が「ソニータイマー」の原因だったのかもしれません。
修理内容の掲載を楽しみにしています。頑張ってください。
カンガルーおやじ さん
この機種は普通のラジオなら当然廃棄されているはずの
年数がたっているのですが、時代を超えて復活させたいとの
要望が多いのは、皆さん若いころ苦労して購入されて
それなりの年齢になって、思い出と共に、また使いたい
との要望が有るようですね。
回路図が無い状態で修理をするのは経験と運と感の前に
情報が一番頼りにまります。
(一に情報、二に経験、三四が無くて、五に技術)
昔よく言われていたの思い出しました。
昔アナログのカラーテレビ技術を中心に設計や修理の技術を
磨いて来て、デジタル時代に追いつけずに苦労しています。
いろいろ有難うございました。
お久しぶりです。毎回楽しみに拝見しています。
ソニーの2SC710は、リード線が銀メッキのために問題が多いようですね。以下のサイトを参考にしてください。
http://radiokobo.sakura.ne.jp/G/bclradio-repair/bcl-repair.html
https://hdd-check.com/post-14480.html
ソニーのラジオを修理する人にとっては、よくあることのようです。
続きの修理頑張ってください。
カンガルーおやじ さん
いつも貴重な情報有難うございます。
早速ご紹介のサイトをのぞいてみました。
今まで、トランジスターのイオンマイグレーションによる
ノイズ対策は、今回と同じ方法で全て対応してきましたが
最近ソニーのラジオの依頼が増えてきましたので
トランジスターの在庫をしようかと思います。
イオンマイグレーションは絶縁物の表面のみの現象と
思っていましたが、基板の内部にも侵入するのですね
今まで未解決の故障の原因になっていたのかも知れません。
白内障の手術の影響で、返信が遅れて申し訳ありませんでした。