小1の壁 ホントウのところ

夏休みも終わり、学校が始まりましたね。 
小一の壁 の解消を盛んに挙げて、
待機児童解消に政府も本腰を入れて取り組み始めていますね。
今春から、小一の息子と悪戦苦闘してきて、私が感じたコト、これからどうすべきか、
私なりの考えも交えて書いてみました。 「小1の壁」を正しく認識してほしいです~
(長文ですが、よければおつきあいください)
小一の壁 は 3つ、有る‼︎
1) 物理的=時間的な 小一の壁= 預け先
2) 子ども自身が、乗り越える⁈ 小一の壁
3) 親が仕事面で悩む 小一の壁

1) 物理的=時間的な 小一の壁 =預け先
これは、よく言われている学童保育などの預け先がなかったり、夜の7時頃までだったり
して、親の仕事や帰宅時間と合わなくて困る場合。
これは、今、政府も本腰を入れて取り組み始めた、待機児童解消の政策で、
ある程度は解決していくだろうと 私は楽観視してる。
でも、預け先が確保出来たら、それで全て問題解決なの?
細かくはもっと色々あるのだ〜
実際困ったのは、4月の入学式の日に、4月の予定を言われて、平日を半日程空けないと
いけない。。授業参観や保護者会、半日授業などなど…
 授業参観など自分の親だけ来てないと、やはり子どもは悲しむというか、不安になったり
するのではないか、と思うと、なんとか予定をやりくりして行くようにする…
入学式の日だけ休むのに精一杯なのに、と言うママさんも多数いた…
また、授業参観の後に保護者会など顔合わせがあり、やはり出ておかないと、という
暗黙の了解があったりしてf^_^; あまり、仕事仕事と言ってると、「皆、忙しいのは同じ」と
なるので… 実際は、パパさんが代わりに出席したり… みんなタイヘンだわ… 
このように、預け先の話ではなく、親の時間がフレキシブルに対応できるかという
問題に直面してしまう。。。 
 なので、私も4、5月は出来るだけ仕事はフレキシブルに出来るようにしていたけど、
普通に働いてると4月はただでさえ色々と仕事面でも予定あるのになあ〜と。。。結構キツイ>_<
出来れば、3月にでも予定表配布とかしてくれるととっても助かるのに。…
なので、子どもの預け先の解決という政策だけでなく、親が身体を空けて子どもの学校行事や
準備に備えられるような、制度やシステムが必要があるって思いまする。。。。 
1404 入学式の日
2) 子ども自身が乗り越える⁈ 小1の壁 親も一緒に乗り越えていこう 
子供にしたら、つい3月までは保育園にママが送り迎えしてくれて、自転車の後ろに乗って
楽チンの毎日だったのに、4月からいきなり重たいランドセルしょって、一人で登下校、
準備も自分でするように言われたりとか、気持ちも身体もイッパイイッパイ…(>人<;)
加えて学校のお友達と合う合わない、先生スキきらい、とか… 色々ある。。。。
学童は4月1日からあるので、まずはそちらで慣らしていって、学童も朝夕と送り迎えや
お弁当作りと、ママの方もタイヘンだが… それより何より新しい環境で、子供自身が
新たなこと=「小学一年生」をやっていくことは、大人が思う以上にとってはタイヘン…
さいわい、ウチの息子は人見知りもせず、新しいところにもガンガン入っていくような
親もビックリな面があり、そのため学校行くのは毎日楽しく行きだしたので、
まずはホッと一息。
でもお子さんによっては、2、3日で 「行きたくなーい(>人<;)」 泣く子を毎日送って行く
ママも居たり。 。。。学童が一年生50人も居て、やはり先生の目が行き届かず、初日に
子供同士のケガで口の中を数針縫うケガをした子も居て…
  クラスの先生も当たりハズレがあるらしく、
怖くてヒステリックな先生のクラスは、子供がビクビクしちゃって、やんちゃな子が人が
変わったように大人しくなっちゃってビックリというか可哀想で…
なので、親としては出来れば時間にゆとりを持って子どもと接したいし、
何かあった時やその兆候が出た時点で、子どもの気持ちの面でフォローしてあげたい。
ちょっと寄り添うだけで、子供は安心して、また再び一歩ずつ歩きだせるように思う。。。
フォローといえば、後方支援と言うか、子供自身にやらせるために、親は忍耐、と言うか
口出しせずに見守るようにしたいのだが… それもゆとりがあってのこと。。。。
ウチの子は、忘れ物大王でf^_^; 結局、夏休みの学童に行く際も直ってないので、今だに
毎朝、アレ持った? これは大丈夫? と一つずつ確認(ー ー;)  学校行きだした当初は、
毎日の持ち物を紙に書いて貼り出したりしたけど、ウチの子はソレを見ない^_^;
または書いてあるモノしか用意しなくて、私から今日持って行くってお便りに書いてあったよ、
と言っても、知らない、違う、と持って行かなかったり…(>人<;)
どこまでフォローするかは色々だけど、私は、忘れて恥かかないと直らないなあ、と
思って、途中から何も言わない時期があって、その間は忘れ物しまくり〜(ー ー;)
6月の家庭訪問時に、担任とその話になり、「あゝ、でももう少し見てあげてくださいね、
大事な時も有るので…」と言われてしまいました。。 確かに〜^_^;
しっかし、こんなコトもあり…
忘れ物に登校中に気がつき、取りに帰宅。(友達とマンションの中庭で待ち合わせて
登校しているので、すぐ気がついた) すぐ帰ってきたので、私も
「よく思い出したね〜 エライエライ」とほめて⁈ にこやかに送り出しました。
それから数日後、今度は何日も忘れ続いてたモノらしく、学校に着いてから思い出した
模様… 今日は絶対!だったのか、ランドセルしょったまま、一目散に走って帰宅。
私も出掛けるところで、突然玄関ドアが開いて、「お母さん、忘れた‼︎」 汗ビッショリの息子…
えっービックリ!(◎_◎;) 学校のチャイム鳴ってるよ〜(学校はバルコニーから見える、
目の前なんだけど) 何でも取りに帰っていいんじゃあないんだけど…
ムスコ曰く「この前はヨカッたやん、なんで⁈」
てな、具合で、ため息ばかり。。。気が抜けないと言うか、手が掛かると言うか…
 もちろん、朝だけでなく、夕方帰宅してからも、「あ、水筒忘れてきた」「会員証忘れた」
などなど、学童だけでなく、習い事先からも電話が。。。。プール一式忘れてます〜  
「カバンが無くなってます~」って、お友達が間違えて持って帰ったんだって。。。 
なので、子供だけで取りに戻らせることもあるけど、親も一緒に行かないと、ってことも多くて、
とにかく、「もう、いい加減にして!」といいたくなるのだ。。。
 ちなみに、忘れ物が多すぎる子供って、場合によっては病気かも?と言われたり
してるらしいけど、まあ、ウチの子は、単純に他に集中しすぎちゃって、というか、
注意力散漫なので、仕方ない。。。 夏場は、ランドセル(又は学童のリュック)に
学校プールと放課後サッカーのバッグ、帽子に水筒、 お弁当も、だったりと
荷物が多い。 わが息子は体格大き目なので、なんとか両肩たすき掛けでバッグを
2つとリュックという いでたち だが、子供によっては、拷問のような荷物持ち、、、、
あまりに多い時は、マンション前にかごを用意して、そこに放課後の習い事のカバンを
置いておき、私が留守でも、学童から帰ってきてランドセルとカバンを入れ替えて
夕方の習い事に行ったりもしてる。。
 (最初の頃、夕方の習い事帰宅の際に、私が仕事から帰宅するのが間に合わなく、
玄関が閉まっていて、息子は茫然。。。 私も慌てて帰宅するも、予定時間過ぎているので
姿が無い。。。周辺探すもいない。。。丁度ケイタイに電話がかかってきて、学童の先生から、
「鍵がかかってたからT君、戻ってきてるんですけど、困ります~」  てな具合。。
まあ、居所がハッキリしてヨカッタんですが。。。 
 それ以来、鍵がかかっていたら、マンションの中庭で遊んでいてね、と言ってますが。。。)
多分、ウチの子のような子ばかりではなく、女の子はしっかりしていたり、男の子も
しっかりしている子はいるとは思うので、これは個性というか、個体差、というか…
(周りに聞くと、男の子は皆、忘れ物大王らしい(ー ー;) )
黙って親がやったほうが早いのは、保育園時代だけと思っていたけど、そうではなく…
親がなんでもやってしまうのではなく、子供自身ができるように見守る、後方支援に徹する、
忍耐なり、ゆとりある時間が親のほうに必要だと言えるのではないだろうか。。
3) 親が直面する仕事面での 小1の壁
これは先述のように、親の関わり方と関係する事だが、
親や仕事の周辺での意識が、「小学生になったから、もう、親もいつも通りに仕事が出来るだろう」
と思っていて、仕事のボリュームが増えていったり、多少遅い時間までもOKだろう、と
思われたり…
なんのなんの、まだまだ手が掛かるんです、と言っても、先述のように、一つづつは大したことない
ことだったり、時間を掛けずに済まそうとすれば、出来なくもない。
 ただ、出来れば早く帰ってあげて、子供の話しを聞いてあげたい、早くご飯を食べさせて
九時には寝かせてやりたいと思ったりするわけです。
 自分自身の中でも、小学校に上がってくれたら、手が離れて、もっと仕事が出来る、と
思ってたので、 ジレンマジレンマ。。。。
つまり、子供のことはキチンと見てあげたい、 仕事もちゃんとしたい(又はもっとしたい、
しないといけない) となって、母親自身が、板挟み、というか、「子供か仕事か」
みたいな、二者択一に迫られていて、いつもどちらかにシワ寄せがいったりしては
ゴメンなさあーい、と心の中で謝りつつ、それらがストレスとなっていくのです。。。
思うに、世間的には、こういう↓ 図式が出来上がっている。
小1になれば、預け先が確保できる → 子供の手が離れる → 
母親も仕事に没頭できる。。。
これらが出来ない、スムーズにいかないのは、子供の手が離れない、子供に手を掛けすぎ、
子供の能力の問題、と、ますます母親を追い詰めることになったり、 時間が取れないのは、
母親が上手く家庭での時間をやりくりしてないんじゃないか、等と思われたり。。。。 
 まあ、ちょっと極端ではありますが、 私が言いたいのは、「預け先が確保」という問題が
解決したら、世の中の母親は、皆、男性同様に働ける、と、戦力になる、と思われていること。。。
これは違う!!と言いたい!
 「預け先さえ確保すれば」→  「遅くまで、夜まで仕事ができる」「休日出勤や土日に
働くことも可能になる」 という、 時短勤務からフルタイムが可能になる、 というように
世間からは求められる。。。否否。。。
子供が小さいうちは時短で、子供の手が離れるとフルで、という考え自体が、もう古い!
一昔前の考えではないだろうか。。。 昔はそれでよかった、のではなく、父が外で働き、
母が仕方なく、子育てや教育を一手に引き受けてきて、 そういう社会を良しとしてしまってきた
だけのことだ。。。
根本的に、子供と関わる時間は幼児だけでなく、小学生も思春期もそれなりに必要なんだ、
という考えが置き去りになってしまったり、 母親業をやってる限り(父親業もですが) 
それなりに家庭や家族と関わる時間が必要なのに(育児も介護も)、そういう議論はあまりなく、
とにかく「預け先を」とか、「みんなで助け合って」となる。
皆で助け合うことも確かに良いことだけど、 子供の気持ち・情緒面でのフォロー・受け留めは、
親でないと難しいと思ったりする。 一緒に暮らす者が、日々の日常の生活のなかで
子供と向き合い、成長を見守り後押しする、ことが必要だと思う。 
 そのためには、やはり、時間が必要なのだ。 
時短かフルタイムか、という論議ではなく、誰もが仕事は時短で出来るような世の中の仕組みに
していかないと、そういう意識に変えていかないと、結局は、母親(又は父親)という、
家庭内の問題、となってしまって、子育ても介護も担う方の 「家族」という組織のほうが、崩壊してしまう。。
または子育て出来ない=子供を産まない、 介護出来ない=孤独死や共倒れ、など、
ゆくゆくは社会が崩壊していくことにもなってしまう。。。(大げさとも思うけど、そういうこと。。) 
なので、私としては、ゆくゆくはフルタイムで働けますよ、ではなく、
この短い仕事時間の中で、質の高いアウトプットをしていきますよ、としていきたい。 
皆が互いを認め合い、融通しあい少し、スピーディーという便利さを譲歩すれば、
時短社会は実現すると思うんだけどね~ 
 時短社会になれば、空いた時間で自分の家族の為、だけでなく、自分の病気や健康のための時間、
趣味の為の時間、 スキルアップの時間、 そして、家を創ることに向き合う時間、などなど
いろんな時間が取れて、質の高い生活に繋がっていくと思うのですが。。。。  
皆さんはどう思います??  
【このブログは、FC2ブログに掲載のものと同様です】

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