液状化フォーラム2011 IN浦安 を聞いて

先日、10月22日土曜、明海大学にて、
(社)日本住宅建設産業協会 と明海大学 主催による
液状化対策フォーラム、なるものが開催され、
子供をダンナに見てもらって、行ってきました。
チラシ
液状化フォーラム
松崎市長による、浦安の状況や復興支援策のあと、
各先生方のお話、無料相談会、とあり、会場は定員の500人以上?で
満杯。。 きっとどんな話が聞けるのか、と液状化被害に合われた方は
数多く参加されているようでした。 そんな中に、私のような
専門家?業界関係者? のような方々もチラホラ・・・
結論からいえば、何でもっと早く開催しなかったのか・・・
新しい話が聞けると思っていた私は、今までのあちこちで聞いたり
調べまくった液状化対策・沈下修正工事の手法、など、聞いた話ばかりで、
新しいセンテンスは数えるばかり。。。ガックシ・・・
(新しい話は↓↓)
一般の人たちには、ああいう過去の液状化被害の報告を見聞きすること
自体初めて、だろうから、充実した内容だったかも知れない。。
じゃあ、なぜもっと早く、7月や8月にしなかったのか・・・
とってもギモンです。。。 関係者たちの思惑が透けてみえる。。。
松崎市長を担ぎ出して、無料相談会をする、ということで浦安市も
少しは住民に対して対応してる、と思わせたいのか。。。
 最後の開催委員長?の一言も余計だった。。このフォーラムの内容は
本来ならば、1万円ほどの有料になってもおかしくない、と。
確かに日経BPでは1万円の有料セミナーが9月の下旬にあったしね。
しっかし、ここで営業かけてるのは、誰や~~ っていいたい。。
(営業するのは、決して悪い事ではないと思う。ギブアンドテイクの世界ともいえる。
ただ、今回の震災で困ってる人が多数いるなかで、どうしてもっと早く・・・)
まあ、キリがないので、この辺で。。。
(まあ、中立の立場の建築士会などが開催するのがスジなのかも
知れないが、いかんせん力がないのだよ。。。私も随分抗った))
新しく出てた話で・・
松崎市長から、半年以上立って、もっと人口流出が多いかと思っていたが、
転出は1000人程度。 過去の地震などと比べても、少なく、皆さん
浦安にとどまってくれている、と。 
浦安は、都心に近いという立地もよく、液状化で「もう嫌だ」という思いよりも
土地の魅力が上回ってる、と。。 
実際は、ローンを抱えていて動きたいけど動けない、とか、子供の転校も躊躇する、と
いう人が多いのでは・・・?と思いながら、松崎市長にしたら、嬉しい誤算?!
ライフラインの本格復興にも力が入りますね。。
賃貸の人で、住んでる建物が被災して、支援金が下りたので引っ越した、という
話はよく聞く。(賃貸アパート経営者には支援金は下りないんですよ。自費で
再建しないといけない。タイヘンですよ)  
実際、私も今、関わってる建替え、新築、など、えっ浦安市内ですか?!って案件が多い。
同じ浦安市内で場所を移ったりはしてるようだけど、出て行った人って
周囲でも聞かないな。。。 
まあ、ブランド力は低下したけど、液状化しても、建物の被害といえば、傾いただけ。
傾きを直せば、どこも無傷なので、住めるんですね。 
笑い話のようだけど、人命の面では安全だ、と専門家。
硬い地盤で、次に来る直下型では、とても揺れる、倒壊する。。 
倒壊しないといわれる、今の建築基準法ですが、それは建物の話。
室内の揺れや家具の転倒、揺れによる建物の破損(天井落下とかガラス破損など)
までは、起こる、と思っていたほうがいいんですよね。 
それが、まだまだ誤解が多い点といえます。
その、液状化の地盤が、地震エネルギーを吸収し、構造物の揺れによる被害を
低減する、という「ベースアイソレーション効果」が期待できるそうです。
笑い話でいってた話が、学者さんによって、きちんと定義されましたね。
地震大国、ニッポン、どこにいっても、なんらかの影響を受けざるを得ません。
それが沈下傾きなのか、倒壊や半壊なのか、放射能汚染なのか・・・
どこに住んでも、何らかの備え、は必須だといえます。
家具固定、出来てますか~~??


浦安市HP 浦安市施策が詳しく。。マンホールの浮上の話も。。。
 http://www.city.urayasu.chiba.jp/item26517.html#itemid26517
日本住宅建設産業協会 HP http://nichijukyo.or.jp/
明海大学 不動産学部 の紹介(全国で唯一の学部)
 斉藤広子教授はメディアにもよく出てますね。http://www.meikai.ac.jp/02dept/06real-estate/
 

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