CSR勉強会開催報告

【CSR勉強会って?】
ちばのWA地域づくり基金では、持続可能な地域づくりをしていくためには様々なステークホルダーが一緒になって課題をクリアにしていく必要があると、そのためにはまず属性に関係なく出会える場を作ろうということで、3月にCSRシンポジウムを開催しました。
千葉CSRシンポジウム2015の様子はこちら
今年10月20日には規模を大きくして「千葉CSRサミット2015」を開催します。(こちらのご案内は改めて)
実行委員会では、これを単なるイベントに終わらせないために、継続して勉強会を開いていくことにしました。
5月8日(金)はその1回目。テーマは「市民活動と企業の共通言語を考える」で、講師はCSRコンサルタントの泉貴嗣さん。(https://www.facebook.com/inch.office
千葉県、千葉市の職員の方々、CSRに取り組む企業、企業とのコラボを考えているNPOの方々、金融機関など12名が参加しました。
CSRと聞くと企業の社会貢献活動と考えがちですが、そうではなく、CSR=経営そのものだそうなのです。地域から経営資源をもらっている特に中小企業は、社会問題と事業を統合して考え、地域に恩返しをしていくというのが企業によるCSRのロジックとのこと。
また、自治体による政策課題=地域社会の課題と企業の経営課題が重なってきている昨今、自治体がCSRを政策に取り入れることが企業の経営の強化や地域課題の解決につながるとのことです。
すでにさいたま市では自治体による認証制度を開始しています。
【「思い」の押し売りにならないために】
往往にしてNPOは企業におねだりするイメージと受け取られがちです。
なぜでしょうか?
「寄付してください」とお願いをすることは得意でも、お願いする相手先にどんなメリットがあるか、その企業らしさと活動内容がマッチしているかが説明できない。そもそも自分の団体の情報開示をしていないなど、「思い」だけが先走ってしまい、パートナーとしての強みをアピールできていないのだそうです。
信頼関係をつくりパートナーとして手を取り合うためには、自組織のマネジメント状況の開示をし、相手に理解できるコミュニケーションの方法で、お互いのニーズを充たせるか、必然性を持った関わりができるかをアピールできるように準備する必要があります。決して「会社四季報を見て(手当たり次第で)来ました」「御社のCSRに役立ちますよ」などど言わないように(泉さん談)。
まずは相手をよく知ることから、そしてNPOもPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを活用して戦略を見直していくことが必要ですね。

【次回のお知らせ】
このCSR勉強会はオープンです。今後、月1回程度開催していく予定ですので、関心をお持ちの方はぜひご参加ください。中小企業はもちろん、信用金庫、大学、NPO、自治体職員の方、大歓迎です。
次回は6月16日(火)15時からです。
参加ご希望の方はメールでinfo@chibanowafund.orgまで、お名前、ご所属、連絡先を記載の上、お申し込みください。
お申し込みの方には詳細をお知らせいたします。
(事務局 志村)

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