おいしいんだもん???
「ぬぬぬぬっ・・・」
コンビニで発見・・・
興味本位で・・・買って、そして、飲んでみました。
「・・・・・・・・・んっ」
「いかがなされましたか???」
看板に偽りあり
四字熟語では・・・
「羊頭狗肉」なんて言うんだったっけ・・・
あるとき釈迦は霊山に弟子たちを集めて説教をした。そのとき釈迦はハスの花を手にして、それをひねって弟子たちに示した。弟子たちは、その意味を図りかねてみんな黙ってたが、たった一人迦葉尊者だけは、釈迦の意味するところを悟り、にっこり微笑した。
釈迦は迦葉を認めてこういった。
「わたしには正法眼蔵、涅槃妙心、実相無相、微妙法門、がある。これを不立文字、教外別伝(ともに深奥の理は言葉などでは表現できるものではないから、心から心へ伝えて心で悟るということ)で、迦葉、お前に託そう」
つまり、釈迦は迦葉尊者に仏教の真理を伝えたが、それは以心伝心で行われたのである。
ハスの花を捻ってそして迦葉が微笑んだというところから「拈華微笑(ねんげみしょう)」ということが、以心伝心の象徴であった。
このわけのわからん釈迦と迦葉のやり取りに、納得いか~ん!と怒った人が後の世にいたのである。
それが『無門関』の無門。
曰く、
「金ピカづらの釈尊はなんと独りよがりなのだ。善良な人間を言いくるめて奴隷のようにするかと思えば、羊の肉と偽って犬の肉を売りつけるようなことをする。とても並みの人間じゃない。
もしあの時大衆が一斉に微笑んだとしたら、正法眼蔵をどうやって伝えたのであろうか。またもし迦葉が微笑まなければ、どうして正法眼蔵を伝えることが出来ようか。若し正法眼蔵が伝えることが出来るならば、釈尊は一般大衆をたぶらかしたことになる。また伝えることが出来ないとすれば、どうして迦葉尊者にだけ伝授を許されたのか。」
そのとき弟子のみんながにこっと笑ったどうしたよ、え?
また誰も微笑まなかったらどーしたよ? お釈迦さんよ~?
以心伝心なんてまやかしじゃないのー? 花なんぞひねってえらそーにしてんじゃねーよ、と。
これが『無門関』にみえる羊頭狗肉の故事である。