自灯明

「まぁっ・・・お茶でも飲んで一休み」thanks

たまには、いいですよね。icon22
今日は、気分がいいので、私の好きな小説家を紹介しましょう。
明治・大正期の最高のインテリア『夏目漱石』先生です。
こんな話がありました。
弟子の森田草平氏への手紙の一部ですが・・・
天下におのれ以外のものをたよるよりはかなきものはあらず。
 しかもおのれほどたよりにならぬものはない。
 どうすればよいか。森田君この問題を考えたことありますか

今から、110年も前のお話しです。
自分なりに解釈してみると・・・
人間は自分以外に頼るべきものはない。
 その頼るべき自分というものが全くわからない。
 どうしたらいいだろう・・・

漱石先生は、鎌倉の円覚寺で参禅している。
」という小説の中に書かれているらしい。
ここからは、ちょっと哲学・・・
「ためになるかなぁ~???ためになるなぁ~」

【則天去私】
・・・漱石先生が達した境地。
兎に角自分というものを掘り下げてみる

自己の探求

宗教」への道
そして、お釈迦様のお話につづく
お釈迦様が死ぬ間際、弟子達が
今、あなたに死なれたら困る。これから私たちは何を頼りに生きていけばいいのですか
その弟子達に残した言葉が・・・
「自灯明」・・・釈迦を灯明(あかり=頼り)とするな
自分自身を灯明として行きなさい。
というお話しでした。
おまけ
夏目漱石の作品には、順序の入れ替え、当て字等言葉遊びの多用が見られる。例「単簡」(簡単)、「笑談」(冗談)、「八釜しい」(やかましい)、「非道い」(ひどい)、「浪漫」(ロマン)、「沢山」(たくさん)等。「兎に角」(とにかく)のように一般的な用法として定着したものもある。
「新陳代謝」、「反射」、「無意識」、「価値」、「電力」、「肩が凝る」等は夏目漱石の造語である。 特に「肩凝り」と呼ばれるものは日本人特有の症状であり、外国ではあまり知られていない。漱石が「肩が凝る」という言葉を作ったがために、多くの日本人がこの症状を自覚するようになったと言われる。

1件のコメント

  1. う~ん、とっても為になった~!

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