中国古典四字句

疑心暗鬼
昔、ある男がマサカリをなくした。隣の家の息子があやしいと思った。
その息子の歩き方を見ると、どうも盗んだようだ。
顔つきを見ても、盗んだようにしか見えない。
話すことを聞いても、盗んだようにしか思えない。
そう思うと、やることなすこと、マサカリを盗んだように見えてくる。
ところが、その後、谷間を掘っていると、思いがけず、マサカリが見つかった。
それからは、隣の息子のやることなすこと、盗んだようには見えなくなったという。

                                      『列子』より

この話が、どうも諺として、社会の中に広く流布していたものらしい。pen
私達が、日常的に話している例として
〈一度、疑い出すと、何でもないことまであやしく見える〉と、言う意味
いやぁ~..人間の弱点を鋭くついていますよねぇ
人と接するとき、「疑心」を抱いていたのでは、ろくな結果にならない。
人間関係に「疑心」が入り込んでくると、こちらの神経も参ってくるし、良いことが起こるわけがない。
信頼出来ない相手とは、始めから付き合わない方がいい。
そのかわり、いったん付き合ったら、信頼して付き合うこと、これが「交際」の秘訣かなwarau
夫婦とは、毎日が「疑心暗鬼」の連続なのだろうか???icon16icon16icon16

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