失くした領収書と再会!?

振込をすっかり忘れていて、朝8時くらいに近くのファミリーマートに飛び込み、なんとか用を足しました。そこまではよかったんですが、家に帰って調べると、領収書がない――ありゃりゃ・・・という感じです。
財布のなか、ポケットのなか、バッグのなか・・・どこを探してもいずれにもありません。入っているものをみんなひっくり返してみても、どこにも隠れていません。
「こりゃ、Famiポート使ったときに落としたかな・・・!?」
と思い、それならば、もしかしたら店員さんの手にあるかもしれない――そんな淡い思いを持ちながら、昼ごろ再びファミリーマートに向かいました。
えっ、なぜ、すぐ行かなかったかって!? それは1枚の領収書探しより大事なこともあるんです、わたしにも(ほんと!?)・・・まぁ、そんなこともないんですが、ファミリーマートへ向かう途々、足元に目を配り、それらしきものがないかと探しながら歩いていると、思わず「あっ」と喉まで声が出ました。
見覚えのある横3センチ、縦7センチほどの紙片が落ちているではありませんか。さっそく腰をかがめ手に取りました。ここでも「おっ」と一瞬声になりそうでした。その紙片はなんと、わたしの失くした領収書と同じタイプのもの。しかし、残念ながらわたしのものではありませんでした。なんとまぁ、同じ領収書を失くした人がほかにもいるのか・・・と、思わず驚きの声をあげるところだったのです。
そのあとは少し複雑な気持ちです。ああしてなくなるんだろうなぁ・・・と一瞬盛り上がった期待感が薄れていくという感じです。
「まぁ、店になかったらしょうがないな」
とほとんど諦めに近い気持ちになったときでした。再び、同じような紙片が通りに面したある家の門前にあるではありませんか。ヒラヒラとわずかに揺れています。バス通りで、向かい側は小学校です。
あまり期待せず、でも、一度沈んでいった気持ちはかすかに騒いできます。
わたしはひょいとその紙片をつまみ上げました。
「あっ!!」
瞬間、喉を飛び出そうとした驚きを飲み込んでいました。なんと、失くしたわたしの領収書です。
家とファミリーマートをつなぐ道、朝歩いた通りを逆に歩いてきてはいましたが、なぜ、そこに落ちているのかは皆目見当がつきません。あるなら、店のなかだろうと心底思っていました。
妙な思いがけない再会でしたが、無事に戻ってきた領収書は、今度は、しっかりバッグのなかに収めました。やれやれ・・・(慣れない時間に動くと、これだからなぁ)。
領収書1枚に必死になるのは、これ、フリーランスの性かも・・・!?

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