直前になってしまいました。
私がコンサートマスターを務めております合唱団響Kyoの
演奏会2011がいよいよ明後日に迫りました。4年ぶりの本公演です。
weekdayの夜ではございますが、ぜひご来場くだされば嬉しく思います。
今だからこそ歌い継ぎたい歌たち。
入魂の演奏にどうぞご期待ください
どうぞよろしくお願い致します。
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合唱団響 -Kyo- 演奏会2011
日時 2011年6月22日(水)19:00開演(18:30開場)
場所 東京文化会館 大ホール
指揮 栗山文昭 ピアノ 寺嶋陸也
1.F. メンデルスゾーン(1809-1847)
全地よ、主を歓呼せよ(1844)
Jauchzet dem Herrn, alle Welt
主があなたのために御使いたちに命じたのです(1844)
Denn er hat seinen Engeln befohlen uber dir
神よ、われを裁きたまえ(1844)
Richte mich, Gott
なにゆえ異教徒は騒ぐのか(1843)
Warum toben die Heiden
2.佐藤聰明(1947-)
秋の曲【委嘱初演】
3.特別企画ステージ 22世紀につなげたい私が選ぶ邦人合唱作品【混声編】
三善晃 作曲 (嫁ぐ娘に.5) かどで
佐藤眞 作曲 (土の歌.7) 大地讃頌
武満徹 作曲 死んだ男の残したものは
三善晃 作曲 (木とともに人とともに.3) 生きる
三善晃 作曲 (地球へのバラード.5)地球へのピクニック
4.武満徹(1930-1996)作曲/寺嶋陸也(1964-)編曲
「Songs」より【編曲委嘱初演】
雲に向かって起つ
雪
三月の歌
めぐり逢い
昨日のしみ
MI・YO・TA
死んだ男の残したものは
□入場料(全席指定) = 指定席2,500円/自由席2,000円(学生券1,000円)
【前売り=指定席2,000円/自由席1,500円(学生券800円)】
□お問い合わせ = 栗友会事務所03-3985-5356
□前売 = チケットぴあ 0570-02-9990/栗友会事務所 03-3985-5356
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
□後援 = 21世紀の合唱を考える会 合唱人集団「音楽樹」/
東京都合唱連盟
□ホームページ =合唱団響 http://homepage3.nifty.com/choirkyo
栗友会 http://www4.ocn.ne.jp/~k-ritsu/
月別: 2011年6月
久石譲チャリティーコンサート
大震災の支援のために、作曲家の久石譲さんが開催されるチャリティーコンサートが、
あす2011/6/9に行われます。
宮崎駿監督作品、北野武監督作品をはじめ、久石さんの映画音楽を集めたプログラムです。
私はこのコンサートに合唱指揮として関わらせて頂いています。
歌うのは、このために集まった特別編成合唱団です。
短期間ながら、熱心に練習を重ね、
1つの合唱団としての音がだんだん出来上がってきています。
さて、このコンサートの収益は被災地の楽器を失った子供たちのために使われます。
被災地では、音楽の授業を再開しようにも、
音楽室のピアノも全て流されてしまっているのだそうです。
そういう所に楽器が運ばれていく。
それはきっと彼らに多くの希望を与えることでしょう。
南米、ベネズエラの「エル・システマ」が思い起こされます。
これは、政府が無償で子供たちに楽器を貸与し、演奏を教えることで健全な成長を図る、
というもので、1975年から行われています。
貧困層の子供たちに蔓延していた犯罪やドラッグの撲滅に目覚ましい成果をあげ、
この国のオーケストラの水準を世界レベルに押し上げました。
20代の頃この国を訪れ、そこで受けた影響が、今の自分を支える大きな軸となっています。
もちろん楽器だけではないでしょう。
被災地の子供たちが失ったものは多いと思いますが、
そうした子供たちに音楽が何か、元気を与えてくれればすばらしいことです。
特に彼らにとって音楽を「聴く」ことよりも、自ら歌い、楽器に触れ、奏でる、
そういうことは何より大切かも知れません。
コンサートチケットはSold outだそうです。
よいコンサートになりますよう精一杯務めたいと思います。
またあおうね!
とても残念なニュースがありました。
発足から頑張ってくれていたお友達が2人(お姉ちゃんと弟)が、
お父さんの転勤で、遠く福岡に引っ越しをすることになったのです。
本当に急なお話で、7月のコンサートも楽しみにしていたのにと、
お母さんも驚いていらっしゃいました。
今日、午後4時に家族でマクハリを発つとのことで、
そのお知らせを皆に伝えました。
私は、駆けつけてくれたギターの小関君と見送りにいきました。
すると、お家の前にはもう既にみんながきていました。
雨が降っていて、子供たちの色とりどりの傘がたくさん集まりました。
お母さんも、福岡が何年になるか分からないけど、もし帰ってこれたらまた一緒に歌いたい、
でもなかなか実感がわかないとおっしゃっていました。
姉弟は揃ってちょっと照れ屋で、とっても素直な本当にいい子です。
お姉ちゃんはジュニアコーラスの最年長で、頑張り屋として引っぱり、
弟の面倒をいつもよくみていました。
弟もお姉ちゃんにくっついて頑張って歌っていました。
たくさんの見送りに2人は恥ずかしそうにハニカミながら、互いに最後の別れを惜しみました。
そしてみんなで見えなくなるまでたくさん手を振りました。
福岡ってどこかわかる?「わからないー」
と小さな子はニコニコ言っていました。
この”さようなら”は子供たちの目にどう見えているでしょうか。
でもこうした思い出が、きっとみんなの歌を素敵にすることでしょう。
寂しいけれど、いつかまた会える日が来るといいね。きっとまた一緒に歌おう