ロッテ西村監督、8日にも退任発表へ 球団社長「後半失速は事実」
ロッテの中村家国球団社長(67)は7日、西村徳文監督(52)と一両日中にも話し合いを持つことを明かした。その席で退団への道を用意する見込みで、後任には、前西武監督で現在は韓国・斗山でヘッドコーチを務める伊東勤氏(50)が最有力候補として浮上している。
中村社長は「監督とはまだ話していない。(会談は)シーズンオフにと思っていたけど、ある程度のところでケリつけてやらないといけないかもしれない。継続とか辞めるとか決まってない。白紙? そういうことですね」と語った。
その上で、「ここ3年で優勝もしているし、42年ぶりの前半戦首位ターンも評価できる。ただ、後半戦、失速したことは事実だと思っています」と話した。2010年の日本一など実績に敬意を表しているからこそしっかりと話し合いの場をつくるが、来季は新体制で巻き返しを狙う方針だ。
後任人事については言葉を濁した。「もし、そう(後任が必要に)なった場合には、何人か(候補が)挙がってくる可能性はある。まだ人選はしていません」。ただ、3日にCS進出の可能性が消滅した直後、中村社長が渡韓。重光オーナー代行へシーズン報告を行ったが、同時に来季の方針も確認したとみられる。
水面下では、正捕手として西武黄金期を支え、監督としても就任1年目の04年に日本一を達成した伊東氏を最有力候補にリストアップ。韓国のポストシーズンが終了次第、伊東氏が帰国するタイミングで正式に就任要請をする見込みだ。