オリックス 山田久志監督決定的 8日にも発表
09年、WBC日本代表コーチとして視察に訪れ小松の背番号「28」をなでる山田久志氏
オリックスの新監督に、かつての阪急時代のエースで元中日監督の山田久志氏(64)の就任が1日、決定的となった。
【写真】現役時代の山田久志氏 76年に26勝をマーク
今季最終戦となる8日にも発表される。チームは過去10年のうち9年でBクラス。今季も3年ぶりの最下位が確定しており、岡田彰布監督(54)を解任した。球団は地元・大阪にふさわしい人を中心に人選を進め、阪急(現オリックス)一筋20年で284勝を挙げた山田氏に白羽の矢を立てた。
山田氏は現役時代は美しい下手投げのフォームから「サブマリン」と呼ばれ、通算284勝をマーク。数々のタイトルに加え、06年には野球殿堂入りを果たしている。指導者としては94年からオリックスで投手コーチを務め、95年のリーグ優勝、96年の日本一に貢献。02年には中日の監督に就任し、03年途中まで指揮を執った。ここまでリーグ最下位の防御率3・42に沈む投手陣の再建のためにも、山田氏の手腕に期待がかかる。