◇パ・リーグ ロッテ6-2楽天(2011年7月30日 QVC)
●ロッテのルーキー・伊志嶺が3安打1打点1盗塁。打率を・294と一気に上げ、看板打者の井口を抜いてチーム首位打者に躍り出た。
●「得点に絡めたのが良かった。打率は落ちるときは落ちるので出塁率、盗塁を意識してやります」。初回に右前打すると、3回には死球で出塁。4回1死二塁では、スライダーを振り抜いて左翼線適時二塁打を放った。チーム打撃が求められる2番打者。レギュラー定着当初は戸惑ったが、今や「つなぎの打線」の中核を担う。
●守っても9回無死一塁で中村の右翼後方への大飛球を好捕。一塁への正確な送球で、飛び出していた草野を刺して併殺に仕留めた。西村監督は「1、2番が塁に出ていい攻撃ができた」とうなずいた。走攻守全てをアピールした新人王候補の23歳。チームの上位浮上の原動力として走り続ける。