◆ロッテ2―1西武(27日・QVCマリン) いつものように表情を変えず、唐川は最後まで投げ抜いた。完封を狙い、志願して上がった最終回のマウンド。星秀にまさかの一発を浴びても、冷静さは失わなかった。「本塁打はしようがない。1点差になって、厳しくなったとは思いましたけど」。3日以来の1軍マウンドで9回5安打1失点。完投でリーグトップに並ぶ7勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。
離脱をプラスに変えた。右肩の張りで4日に登録抹消。「痛いときは体が自然とかばったり、自分の中で勢いを殺しているところがあった。間が取れていなかった」。抹消中はリハビリと同時に下半身の強化メニューを消化。痛みが消えると、下半身主導のゆったりとした本来のフォームを取り戻していた。