“持ってる男”ボウカー ジ軍時代に藪と仲が良く親日家に
<巨・日>4回2死一、二塁、右越えに3ランを放ち、長野(手前左)らと喜びのパフォーマンスをする巨人・ボウカー
◇日本シリーズ第1戦 巨人8―1日本ハム(2012年10月27日 東京D)
巨人・ボウカーは「持っている男」である。ジャイアンツ時代、メジャーデビューとなった08年4月12日のカージナルス戦で3ラン。続く出場2試合目でも本塁打を放ち、ジ軍史上初のデビューから2戦連発を記録した。同年に111試合に出場し、10本塁打。あのバリー・ボンズの後継者ともいわれた。
親日家でもある。ジ軍時代にチームメートだった藪恵壹(阪神2軍投手コーチ)と仲が良かったこともあり、今春キャンプでもウナギ、すき焼きなど日本の食文化にも積極的に挑戦した。趣味は「野球」でモットーは「全力プレー」という助っ人は、長野らともすぐに打ち解けた。チームメートのマシソンは「シーズン中、彼は自分に重圧をかけすぎていた。3打数無安打の翌日は3安打しないと、とかね。でも今は“1日1本出ればいい”と割り切っている」と好調を分析。「日本一になったら一緒に、盛大にお祝いしたいよ」と自分のことのように喜んでいた。