(第42作)ぼくの伯父さん

42(第42作)ぼくの伯父さん
(檀ふみ); しばらくマンネリ調の作品が続き、低調だった寅さんシリーズは、吉岡秀隆の相手役として後藤久美子を迎え、満男と泉の恋物語を中心に話を進める「ゴクミシリーズ」になって見事に復活したと思います。 その第一作がこの「ぼくの伯父さん」です。終盤、寅さんが泉の伯父である高校教師に 「私は満男を褒めてやりたいと思います」と静かに啖呵を切るシーンは、寅次郎が満男への連帯感を表す、 ゴクミシリーズの中でもキーポイントになる名場面だと思います。

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