(第44作)寅次郎の告白

44(第44作)寅次郎の告白
(吉田日出子); 満男が泉に、「男には美しい花を眺めていたいというタイプと、奪ってしまいたいというタイプがいる。」と説明し、 寅さんが女性を射止められない理由を説明する。 とてもいい表現だ。 さらに博に、「就職のコトをそんなふうに考えるなんて不真面目だ!反省しろよ!」と説教する。 博は謝るしかない。 そして最後に、「おじさんの恋する姿を見ても、僕にはもう笑えない。 おじさんを笑うコトは僕自身を笑うコトなのだから」 10代の少年をこれ程までに成長させるのは何なのだろう? 一つには恋なんだろう。 そして寅さんという、色々な意味での見本となる人物。 自分の「こうなりたい」という理想像を刺激してくれる、いい作品だと思います。

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