第36作:柴又より愛をこめて~(栗原小巻); 36作は、家出したタコ社長の娘、あけみ(美保純)を寅さんが下田に探しに行くという前半の設定が良く、美保純が今までの作品の中で一番活きていました。栗原小巻の式根島小学校に残り、婚期を逃してしまった先生は適役だったのに、後半の川谷拓三と結婚するストーリーの描き方が今一歩だったのが残念な作品です。夢の部分「日本人初の宇宙飛行士・車寅次郎」も今一歩でした。
アーカイブ | 2009年12月7日
第35作:寅次郎恋愛塾~(樋口可南子)
第35作:寅次郎恋愛塾~(樋口可南子); 今回は、ヒロイン(樋口可南子)に惚れながらも、彼女に恋する司法浪人(平田満)を寅さんが応援するという今迄とは異なる状況設定なので、結構楽しめました。長崎・五島で一夜を提供してくれた老婆の死など脚本がなかなか良かったです。松村達雄の教授や杉山トク子のアパートの大家さんなど脇役の上手さも光っていました。ラストのポンシュウの話は「レ・ミゼラブル」のパロディですかね?夢の部分は「姥捨山のパロディ」です。