アーカイブ | 2016年7月22日

白球つれづれ~第16回・千葉ロッテマリーンズ~

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 夢の球宴・オールスターでは、日本ハムの大谷翔平がスターの中のスターであることを改めて証明した。

 投手としてのファン投票選出も、中指の故障で打者専念。それでも第1戦のホームラン競争では山田哲人(ヤクルト)、柳田悠岐(ソフトバンク)ら並みいる強打者を抑えて優勝。さらに第2戦ではMVPまで獲得とは恐れ入るしかない。

 その球宴直前に、セ・パ両リーグから興味深い数字が発表された。前半戦の各球団の観客動員数だ。

 主催試合数が一律でないため、総数より1試合平均の方が実態に近いのでこれを参考にする。キャパシティのトップは、やはりというべきか巨人の4万2630人。阪神、ソフトバンクがこれに続くのもまあ予想通りか。

 そして最も少ないのはロッテで同2万1109人。ところが、前年比の伸び率で見ると、このロッテが23.2%で12球団断トツのトップに躍り出る。2位はヤクルトの13.2%で、最下位はソフトバンクのマイナス1.2%。それ以外の11球団は、前年を上回っている。野球人気の低下が騒がれて久しいが、ことプロの興行としては胸をなでおろす数字だろう。