アーカイブ | 7月 2016

ロッテ12回適時失策でサヨナラ負け…9回以降沈黙

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<楽天6-5ロッテ>◇23日◇コボスタ宮城

 ロッテは延長12回にサヨナラ負けした。

 1死二、三塁で岡島を敬遠。満塁策を選択し、藤田にゴロを打たせたが、投手松永が打球をつかみ損ねる適時失策で敗れた。

 先発関谷が序盤3回までに3本塁打を打たれ、最大4点をリードされた。だが、中盤は救援陣が0でつなぎ、7回に同点に追い付いた。ただ、8回以降は楽天の救援陣の前に追加点を奪えなかった。特に、9回からの4イニングは完璧に抑えられた。

 伊東勤監督(53)は「しのいで、しのいで、何とか粘ってくれたけど。(9回以降に)1人でも走者が出れば違った」と、悔しそうに振り返っていた。

ロッテ石川完投で球団初新人から3年連続2ケタ勝利

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ロッテ石川完投で球団初新人から3年連続2ケタ勝利

<楽天1-12ロッテ>◇22日◇コボスタ宮城

 ロッテ石川歩投手(28)が5安打1失点の完投で、10勝目を挙げた。新人から3年連続2ケタ勝利は、球団では初めて。

9回2死走者なしで今江にソロを打たれ、惜しくも完封は逃した。「四球以外はと思って投げたが、ああいう形。反省したいです」と話した。それでも、10勝は立派。今季は何勝が目標か聞かれると、「とりあえず11勝です」と答えた。

白球つれづれ~第16回・千葉ロッテマリーンズ~

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 夢の球宴・オールスターでは、日本ハムの大谷翔平がスターの中のスターであることを改めて証明した。

 投手としてのファン投票選出も、中指の故障で打者専念。それでも第1戦のホームラン競争では山田哲人(ヤクルト)、柳田悠岐(ソフトバンク)ら並みいる強打者を抑えて優勝。さらに第2戦ではMVPまで獲得とは恐れ入るしかない。

 その球宴直前に、セ・パ両リーグから興味深い数字が発表された。前半戦の各球団の観客動員数だ。

 主催試合数が一律でないため、総数より1試合平均の方が実態に近いのでこれを参考にする。キャパシティのトップは、やはりというべきか巨人の4万2630人。阪神、ソフトバンクがこれに続くのもまあ予想通りか。

 そして最も少ないのはロッテで同2万1109人。ところが、前年比の伸び率で見ると、このロッテが23.2%で12球団断トツのトップに躍り出る。2位はヤクルトの13.2%で、最下位はソフトバンクのマイナス1.2%。それ以外の11球団は、前年を上回っている。野球人気の低下が騒がれて久しいが、ことプロの興行としては胸をなでおろす数字だろう。

スタンリッジ右腰は大丈夫 18日緊急降板もローテ残留

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 18日の西武戦(西武プリンス)で右腰を痛めて1回で降板したロッテのスタンリッジが大事には至らず、ローテーションを外れないことが分かった。

 2回の投球練習中に異変を訴えた右腕は「2、3日様子を見る」と話していたが、この日、落合投手コーチは「腰は大丈夫。投げられる」と話した。涌井、石川の2本柱が週末のカードに入るため、当面は週明けのカード初戦でスタンリッジが登板するローテーションになる。

ロッテ伊東監督「1発で仕留めてくれた」井口を絶賛

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<西武2-9ロッテ>◇19日◇西武プリンスドーム

 ロッテが連敗を6で止めた。

【写真】ロッテ井口が満塁弾「最高の場面で最高の結果」

 先発二木は1回以外は毎回走者を背負ったが、踏ん張った。5回1/3、8安打2失点(自責1)で6勝目。

 打線は6回、井口が4号満塁本塁打。鈴木も5号2ランで続いた。終盤にも打線がつながり、さらに3点を加えた。

 伊東勤監督(53)は「今日も先制されて、苦しかった。なかなかチャンスで打てず。その中で二木は、今日ダメなら2軍というぐらいの気持ちで投げたと思う。再三ピンチを作ったが、しのいだ」と、二木をねぎらった。

 打線については「連敗していて、誰か起爆剤をと思っていたが、ベテランでしたね。1発で仕留めてくれた」と、井口を絶賛。また、途中出場で2安打1四球、2盗塁、3得点の岡田も「久々に先頭でチャンスを作ってくれた」とたたえた。6回の逆転劇は、先頭岡田がファウルの末につかんだ四球からだった。