ロッテは21日、QVCマリンで秋季練習をスタートさせた。CS敗退後に11日間のオフを挟み再始動。ランニングやノック、ロングティーなどの軽めな練習で汗を流した。伊東監督は「上のチームがある限り、練習しかない。自分の限界に挑戦してほしい」と話した。11月1日からは鴨川・秋季キャンプが始まる。秋季練習、秋季キャンプと体をいじめ抜き、実りの秋にする。
ロッテ1位指名の佐々木
色紙に「新人王」と書き込んだロッテ1位指名の佐々木
Photo By スポニチ
東京・日野高出身の佐々木千(桜美林大)がロッテから1位指名を受けた。「都立(高校)でもプロ野球選手になれるんだということを証明できた」と晴れやかな表情で言った。
最初の1位指名では名前が挙がらなかった。手の汗を拭いたり、腰を浮かしたりし「このまま呼ばれなかったら、どうしようという気持ちになった」と振り返った。
その後、外れ1位で5球団が競合しても、ロッテが交渉権を獲得しても、口を真一文字に結んだままだった。直後の記者会見で「1位で指名してもらって本当に光栄」と話すと、ようやく頬が緩んだ。
ロッテの印象は「涌井投手、石川投手をはじめ、投手力がすごく高いイメージ」と言う。特に涌井は小さい頃からの憧れで「すごい威力のある球を投げられる。吸収できれば」と胸を躍らせた。
同学年には大谷(日本ハム)藤浪(阪神)らがいる。「1軍に入ってローテに入り、優勝に貢献できるようになりたい」と高い目標を掲げた。