(第27作)浪花の恋の寅次郎

27(第27作)浪花の恋の寅次郎

  • (松坂慶子);<公開81.08> 寅さんシリーズとしては標準的な出来の作品ですが、
  • よく見ると「とらや」の人々のアンサンブルが絶妙で、 横顔や後ろ姿でもしっかり演技しているのには感心しました。
  • 後のゴクミシリーズでは主役となる満男役の吉岡秀隆もこの作品から登場です。 マドンナの松坂慶子は当時20代半ば。とても初々しいのが印象的でした。

(第8作)寅次郎恋歌

  • 8(第8作)寅次郎恋歌
  • (池内淳子);<公開71.11>さくら、なくんじゃねえ、兄ちゃんはこれで幸せなんだよ。
  • シリーズ第8作。 親子の絆をベースに話が進む。旅芸一座とのやりとりから始まるのが実に良い。
  • 旅先での粋な寅さんから一転故郷に舞い戻って庶民に溶け込めず再び旅へ。博の母親が亡くなってお通夜の席でのやりとり。
  • 志村喬が第一話に続き登場。「生きる」を思い起こすような場面である。 建前と世間体を気にした寒々とした父子の会話。
  • 本音を言うほどに場違いになってゆく寅さん。 渥美清と重厚な貫禄を示す志村喬の組み合わせはやはりみどころ

(第7作)男はつらいよ「奮闘篇

7(第7作)男はつらいよ「奮闘篇」

 

  • (榊原るみ);<公開71.04>夏になったら鳴きながら、必ず帰ってくる、あの燕さえも、故郷恋しを、唄っているのでございます。
  • シリーズ第7作。 いよいよ松竹映画の金看板となって、山田洋次=渥美清のコンビが冒険を試みたと感じている作品。 マドンナ役の榊原るみは、知的障害を持つ女性。
  • 感動的な出会いのシーンから、徐々に狂い始め、暴走状態に入ってゆく寅さん。
  • 寅さんの常人と外れた部分を感じさせ、ひやりとさせられる場面がかなりある。
  • そして最後はいつもの寅さんに戻って、というオチ。その寅さんと同等のウエイトで故郷・葛飾柴又「とらや」の人達が描かれている。
  • 冒頭、故郷の暖かさを懐かしむシーンから始まり、一時の平和と喧嘩。 しかし、ちょっとしたことに大騒ぎで心配する家族の姿に観客は自分の田舎を連想するに違いない。

 

ロッテ涌井、開幕5連勝…楽天は連敗3で止める

  • 2b-wakuiロッテ涌井、開幕5連勝…楽天は連敗3で止める
  •  ロッテ4―3日本ハム(パ・リーグ=29日)――ロッテが3連勝。

     五回、清田の2ランとナバーロの犠飛で逆転し、七回にナバーロの適時二塁打で突き放した。涌井は開幕5連勝。日本ハムは投手陣が踏ん張れず。

             ◇

     楽天4―3オリックス(パ・リーグ=29日)――楽天が連敗を3で止めた。七回、岡島が同点打を放ち、九回も岡島の適時打で勝ち越した。最後は松井裕が締めて逃げ切った。オリックスは救援陣がリードを守れず。

(第6作)男はつらいよ「純情篇」

6(第6作)男はつらいよ「純情篇」

若尾文子);<公開83.07>思い起こせば旧年は、恥ずかしきことの数々、玄界灘波音を聞くにつけ、思い出すのは故郷柴又の春でございます、未練な寅とお笑い下さいまし。 あらすじ~長崎で出戻り女とその父の愛情あるやりとりを聞いた 寅さんは、故郷の柴又が恋しくなった。 その頃とらやでは、遠い親戚で和服の似合う美人.夕子が下宿していた。 そこへ寅さんが帰ってきて、夕子に一目惚れする。 一方、博の独立問題で博と社長.梅太郎がそれぞれ寅さんに相談したから大変。 話がこんがらがって大騒ぎ。結局、博は元のサヤに納まるが、 寅さんのお熱は日増しに上がっていく。しかし、別居中の夕子の夫が訪ねてきて はかない恋に終止符が打たれた。 寅さんが大人の恋を展開する哀しく滑稽なシリーズ第6作です。 原作・監督=山田洋次 マドンナ/若尾文子/ロケ地/長崎県五島列島福江島 <封切日>昭和46年1月15日