彼岸花またの名をマンジュジャゲと言います
マンジュシャゲはサンスクリプト語(インドの古典語・梵語)です。
真っ赤な彼岸花が咲き乱れる時期になりました。
秋のお彼岸に必ず姿を見せてくれる赤と白の花。
萬珠沙華の別名でも有名ですが、日本では何故彼岸花と言われるようになったのか調べてみました。
「曼珠沙華」サンスクリット語で天界に咲く花という意味。おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ているのだそうです。サンスクリット語ではmanjusakaと書きます。
彼岸花にはアルカロイドという毒があるため、「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」などと呼ばれています。
その反面、でんぷんを多く含んでいるため食用可能でして、毒は水にさらすと抜けるため、昔は飢餓に苦しい時に毒を抜いて食用にすることもあったそうです。田んぼの畦道に彼岸花が多いのは、その毒でモグラや野ネズミを防除するためだけではなく、飢饉に備えて植えたという説もあり、危険を覚悟してまで口にしなければならなかった昔の苦労がしのばれます。
花の由来を調べてみるのも、面白いですね。F8号の練習作です。
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