子育て講話~モンテッソーリ教具紹介~(こどもこそだてルーム)
平成30年11月27日(火)
朝晩は冷え込み、日も短くなりました。日中の穏やかな日差しがとてもありがたく感じます。こそだてルーム内でも暖かいホットカーペットの上に自然と大人が集まりますが、子ども達は来るなり靴下を脱ぎすてて元気いっぱいに遊んでいます。
今日のこそだてルームでは、昭苑こども園で取り入れているモンテッソーリ教育の教具について、こども園主幹保育教諭の先生からお話ししてもらいました。
モンテッソーリ教育とは、イタリアの医学博士マリヤ・モンテッソーリが考案した教育法です。子ども達は様々な遊びや生活の中からたくさんの事を学び得ていきます。発達段階に応じた環境を整え、個々の自発性や感性を尊重して人間形成を促します。子どもは作る・やるという過程を楽しみ、出来た!というところで達成感を得ておしまいということがあります。同じ作業を何度も繰り返したり、その中で効率良い方法をみつけたり、失敗から新たに学んでいきます。
そんな経験をたくさんしてもらう為の教具があります。今日は主に小さい子向けの日常生活における活動を重視したものの中から、着衣枠というボタン付けやファスナー、リボン結び、紐通しなどの作業ができる専用の教具や、身近な容器やどんぐり、豆、バンダナなどを使ったものなどを、こそだてルームに持ってきていただきました。
三色のお豆が入ったボールから、別の小皿へ色別に分ける作業の紹介です。1歳半の女の子が気に入ってくれて上手に移すことができました!先生やママたちからワッと拍手が湧いてびっくり、そしてにんまりです。
赤ちゃんのお母さんも、BB弾をコップに移してみます。すると、ジャラジャラの音に目をまん丸くして耳を傾けていました。鈴をひとつずつポトンポトンと落として、笑顔を見せてくれました。
身近なものが教具になるといってもわからなかったものが、今日具体的に目で見て触れてお家で使えるものを探したり、百円ショップに寄って帰ろうかなという声も上がっていました。細かいものも含まれますので、まだ小さいうちは大人と一緒に遊ぶようにしましょう。
他にも、キラキラ宝石をお玉ですくいだしたり、おままごとのお野菜をトングでつまんでみたり、スポンジで雑巾絞りをしたり、バンダナを箱の形に折りたたむなどの作業の紹介もありました。幼児組さんになると、言語・算数・文化教育などの別の教具も用いて保育に生かしています。
来月の子育て講話は、12月18日(火)10:10~『変わりゆく育児と孫育』のテーマで予定しています。おじいちゃんおばあちゃんも一緒に参加も大歓迎です。予約はいりませんのでお気軽にご参加下さい。