KID’S SPACE weepeeが10周年を迎えたのを記念した無料講演会が本日、ウィーピー幕張本郷で行われました。ウィーピー幕張本郷の本明日出紀施設長が「ひらがなと学習効果」(文字から言葉につながるまで)と題した研究発表を行いました。
施設内で入所者を対象に実施したこの研究は、「言葉が出てこない」「他の子とコミュニケーションが取れない」「良くない言葉ばかり覚える」といった保護者の声をきっかけに行われました。講演会の冒頭、ウィーピー幕張本郷チャイルドケアで実験教室を開いている「ひでんじろう先生」が登場し、文字の獲得の必要性について紹介がありました。
講演では、ビデオを使って年少~年長児を対象に実施した調査の様子が報告されました。フラッシュカード、ひらがなワークの書き取り、ひらがなを遊びに取り入れる、という3つの方法が試され、フラッシュカードによる学習が文字の獲得数に最も効果があったことが分かりました。また、ひらがなワークは単語を獲得することに効果があり、遊びを取り入れた方法では、人前での発言に自信を持つようになったという成果が見られました。
これらの結果を踏まえ、ウィーピー幕張本郷チャイルドケアでは今後もひらがな学習を取り入れていくこと、その他にも保護者からの要望が多い運動や算数などの指導の導入を検討していくことが報告されました。
おかげさまで、5月から始まった10周年記念行事は無事、すべての日程を終了いたしました。調査にご協力くださった皆様、講演会や園開放にご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。これからもKID’S SPACE weepeeは地域の皆様のお役に立つ施設となりますよう努力して参りますので、今後ともどぞよろしくお願いします!!