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ヨーロッパ旅行(コンサート)

旅行中3つのコンサートに行ってきました。1つ目はパリにあるフィラルモニー・ドゥ・パリでのLucas Debargueのピアノリサイタル。写真が暗くてわかりにくですがとても近代的な建物です。

 

大ホールは音響がすばらしく、ピアノの裏という決して良い席ではありませんでしたが、音色の細かいところまで鮮明に聴こえてきてとても良いホールでした。

そしてなんと言ってもLucas Debargueの演奏が素晴らしかったです!

音楽の構成、音の一つ一つを理解してその上で音楽的に豊かな表現で演奏される曲は、大きな力で聴衆全員の心を捉え、ホールが一体となるようなすばらしいリサイタルでした。

こんなにすばらしい演奏はなかなか聴けません。

シマノフスキのソナタがとてもかっこよかった!

日本に来日するといいなと個人的に願っています。

電子ピアノ

ちょっとした用事があり、津田沼に行ったので、
パルコにある島村楽器によって来ました。
楽器店に行くと楽譜をいろいろと見るのが定番なのですが、
他にもよく電子ピアノのチェックをしています。
ご父兄の皆さんからも、時々どんなメーカーが良いのかと聞かれることがあります。
現代の住宅事情からも電子ピアノのをお持ちの生徒さんも多くいらっしゃいます。
そんなこともあり楽器店に行くと、どんな電子ピアノがあるのか、鍵盤の感触はどうか、
音色はどうかなど見て来ます。
そして、今日見つけたのが、カワイのデジタルピアノCA340GPです。
このピアノは、最新のアクション機構を搭載しているそうで、かなりピアノに近いタッチでした。
グランドピアノの鍵盤をゆっくりと押すと鍵盤の深さ半分まではスッと下がり、ある所で
引っかかりを感じ、カクンと落ちる感じで鍵盤が最後まで下がります。
つまり2段階で鍵盤が下がる感覚を感じます。
カワイのデジタルピアノCA340GPはまさにこのタッチの感覚が再現されていて、驚きました。
電子ピアノも進化しているんですね。

こんな本読んでます。

今こんな本を読んでます。
「なぜピアニストはあんなに指が動くのか」
「楽譜を読む能力とは」
という問いに脳科学や身体運動学の面からピアノ演奏を分析している本です。
本のタイトルは
『ピアニストの脳を科学する超絶技巧のメカニズム』(古谷晋一著 春秋社)
です。
今は演奏を科学的に分析している研究や本がたくさんあります。
レッスンの中での生徒さんへのアプローチへのヒントがあるかもしれない
と考え読んでいます。

紀尾井ホール

20日の日曜日に紀尾井ホールへ行って来ました。
日墺文化協会が主催するガラ・コンサートを聴いてきました。(墺←はオーストリアです)
出演者が多く、ピアノ独奏や歌、現代曲を一度に聴けて楽しいコンサートでした。

現代曲

ひょんなことから作曲家の先生に、先生の作品の楽譜をお借りしました。
久しぶりに本格的な現代曲の楽譜を開いてみると、
普段あまり使わない低音や、裏拍でのアクセントなどが出て来て
刺激的で面白いです。
私は思い返すと小学生の頃から作曲家の先生と縁があり、
その先生や、他の作曲家の作品を弾く機会に恵まれていました。
そのせいか、大人になってからも現代曲に抵抗感が無く、
むしろ楽しんで弾いています。
5拍子や7拍子などの変拍子も好きです。
若い頃から様々な曲に触れ合えたことをとても幸運に思っています。
生徒さんにもいろんな曲に触れ合ってもらいたいと考えています。

ドラフィ先生

先日、ドラフィ先生のレッスンに横浜へ行ってきました。
↑ハンガリーに留学していたときの恩師です。
一年に2回来日されます。
私の演奏のあと、先生が一言。
「僕の言っていたことがわかったみたいだね」
先生の説明によると、
自分の指導が生徒の中で何年もかけて熟成されて花開くんだそうです。
ピアノは奥が深い!
だからずっと弾き続けたくなってしまうと実感した一日でした。
私も生徒さん達の仲で熟成できるようなレッスンができたら。。。。。頑張ります!

ドラフィ先生

ドラフィ先生が来日されて、レッスンを受けてきました。
ドラフィ先生は私がハンガリーに留学していた時の恩師です。
今回はF.リストの「エステ荘の噴水」を弾いてきました。
エステ荘はイタリアに実在する建物です。
私は大規模な噴水のある別荘だと思っていたんですが、
先生からもともと修道院として立てられて物を後に別荘に回想したことを
教えていただき、驚きました。
そう考えると、曲のイメージも違ってきます。
自分の中で曲を作っていくのも楽しいですが、他の人の意見や知識などを聞いて
新たな発見ができることはとてもうれしいです。
とても楽しい一時でした。

生誕200年

今年はF.リスト生誕200年の年です。
リストを研究して来た私としては特別な年です。
今まで弾いて来たリストの曲を見直したり、新たに曲を見始めようと曲選びをしたりしています。
私が感じるリストの魅力はたくさんありますが、
その一つが旋律の美しさだと思います。
ある一節がとても好きでどうしても弾きたくて、弾き始めた曲が何曲もあります。
有名な「愛の夢」も旋律が魅力的な曲の一曲ですよね。
私は「エステ荘の噴水」の中間部分の旋律が大好きで、
高校生の頃その部分だけ何度も何度も聴いた記憶があります。
今でもその部分を弾いている時は、幸せな気分です。
「スペイン狂詩曲」のテーマも大好きです。
久し振りにじっくりこの2曲を弾いてみようかなと思っています。

オーディション

先日フルートの伴奏をして来ました。
以前ブログに書いた同級生の伴奏です。
いろんなオーディションの伴奏をしたことがありますが、今回は初めての
オーケストラ団員募集のオーディションでした。
普段のオーディションと違うのは、課題曲の後オケスタ(オーケストラスタディ)があることです。
オケスタはその楽器のオーケストラパートの抜粋を演奏するもので、
審査員に指示され何曲も演奏していました。
舞台袖で聴きながら、オーディションの緊張感を味わい、良い刺激をもらい帰って来ました。
楽器の写真を取らせてもらおうと思っていたのですが、
ついつい合わせや話に夢中になってしまい、結局撮り損ねてしまいました。
変わりに発表会で撮ってきた写真をアップしてみました。

同級生

フルートの伴奏をすることになり、モーツァルトの『フルートコンチェルト ニ長調』と
イベールの『フルートコンチェルト』を弾いています。
フルート奏者の彼女は大学の同級生です。
学生の頃、彼女の実技試験ではいつも伴奏をしていました。
都市は別々でしたが、ちょうど同じ時期に留学をしていて、
彼女が私の部屋へ遊びに来たこともありました。
夜通し将来のことや音楽のこと、いろんなことを話したことがとてもなつかしいです。
久しぶりに一緒に演奏ができるのでとても楽しみにしています。