アーカイブ | 2011年10月6日

ラジエータ交換 ステップワゴン 2

 さて、グリル・バンパー・アンダーカバーを外したら、いよいよラジエータの撤去です。

ここで、今入っているラジエータ液を抜きます。
ラジエータ下側にあるドレンコックを緩めて抜きます。
私は、コックを完全に取ってしまったものですから、
ドレンコックと本来、出てくる穴の2か所から勢いよく出てしまってビシャビシャになってしまいました。
コツは、ドレンコックを緩めて徐々に抜き、次いで上部のラジエータキャップを外して完全に抜きます。
白い部分がドレンコック

本来ならば、プラスチック容器の部分だけでよかったのですが・・・。

次いで、ボンネットキャッチて言うのかな?それを外します。
外す前に、今 設置してある箇所がわかるようにマジックで印をつけます。
そうすることによって、後でその場所にまた戻してやればいいだけですので、調整が要りません。

この様な状態にしておきます。

次に、ラジエータ予備タンクを外します。これは、ただ引っ張るだけです。
そして、ラジエータを固定してあるのは、上の左右1本づつのボルト+金具だけであるので
それを外す。(左の部分です。)

次に、ラジエータに固定されているファンを外します。
それぞれ、上下2か所づつボルトで固定されていますので外します。

あとは、ホース類を外します。 ロアホース・アッパーホース(ラジエータ液の循環ホース)
ATFホース2本の計4本を抜きます。
ここで活躍するのが、あの「掴む幅が変えられるプライヤー」です。
太いホースがロアホース、細いのがATFホースです。ホースを固定するバンドを、このプライヤーで
挟んでずらします。 そして、ホースと管が固着しているので手ではとてもではありませんが
ホースを抜くことができません。
そこで、この幅を変えてホースを丸ごと掴んでクイックイッと左右にまわしながら外すと
何とか抜くことができます。

ロアホースやアッパーホースは、特に外すだけですが、
ATFホースは、外した後オイルが入っていますので、何かで栓をしなければなりません。
そこで、ボルトM10にシールテープを巻いたもので栓をしました。

写真は、使用後です。

これで、ラジエータがフリーの状態になりましたので、上方からラジエータを抜きます。
ラジエータの前面にある、ラジエータと同じ形のものの上部を固定してあるボルトを緩め
ラジエータが抜ける空間を大きくします。
あとは、ラジエータとファン・ボディをうまくゆっくりと引きぬいてください。
わたしは、抜けましたが、どうしても抜けない場合は、ファンをひとつ抜いてしまう手もあります。
その時、配線コネクターを外すことを忘れずに行うこと。
右が新品です。 ここまでで3時間かかりました。ま~素人ですから、あせらずゆっくりと。

設置は、撤去の反対手順で行います。
設置は、1時間半ぐらいかな。
やはり、ATFホースのバンドの設置がなかなかうまくいかず、時間がかかりました。
最後は、ラジエータ液を入れてエア抜きをしてお終いです。
エア抜き時は、まだラジエータ予備タンクのホースは繋がないで、キャップをしておくこと。
写真のようにラジエータよりも多く液を入れて、エンジンをかけてしばらくボコボコ泡が
出てくるのを待ちます。
途中でロア・アッパーホースを交互にモミモミしてやります。
泡が出なくなったら、油温計の確認と車内の空調をホットにして熱風が出てきたら
エア抜きは完了です。 そして、予備タンクのホースとラジエータを繋いで
予備タンクの規定の目盛まで液を補充します。

これで、完了です。
用心に少しの間は、ラジエータ液を車内に積んでおいたほうがいいですね。
今回の作業で節約できた金額 10万円-1.5万円=8.5万円
かなり大きな金額ですね。掛かった時間は4.5時間
時給に直すと1.888万円/h  なかなかだね。
お金が無いと、自分がどんどん器用になってしまう・・・・。
まっ いいことだね!
最後に、
今回、私がこの作業が出来たのもネット内に詳細に掲載していただいた方々の
おかげだと思います。本当に本当に感謝します。
私も他の方々の参考になるように掲載する事で、恩返しをさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
(あくまでも素人作業ですので参考程度に!)